男子テニスのATPワールドツアー・ファイナル(イギリス/ロンドン、ハード)は5日、予選ラウンドロビンが行われ、グループBでは第6シードの
R・フェデラー(スイス)が第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)に4-6, 7-6 (7-2), 2-6のフルセットで敗れ、初戦を勝利で飾る事が出来なかった。
この試合、世界ランク7位のフェデラーは2度のブレークに成功するも、同2位のジョコビッチに5度のブレークを許し、2時間22分で敗れた。
試合後、フェデラーは「ノヴァーク(ジョコビッチ)も今日の試合では長い間苦しんでいたように思う。もちろん自分も。今日の試合は、対戦相手が100パーセントではない時に、それをアドバンテージとしてチャンスを掴もうとしていた試合だった気がする。」と、振り返った。
「今日はチャンスもあった。ハッピーな気持ちにはなれない。チャンスを活かせなかった。肉体的には先週のパリより良い状態でいたから、余計に残念に思ってしまう。」
「それでも、まだ試合が残っているこの時点では、敗戦ながらもマイナスの考えをしないような精神状態でいる事が必要。それに今日の対戦相手はノヴァークだったんだ。世界でもトップの選手との対戦だったんだからね。」
両者は先週のBNPパリバ・マスターズ準決勝で対戦し、その時もフェデラーは敗れていた。また今回の対戦でフェデラーはジョコビッチとの対戦成績を16勝15敗とした。
元世界ランク1位のフェデラーは、ATPワールドツアー・ファイナルで過去6度の優勝を飾っており、今年は7度目のタイトル獲得を狙う。さらにフェデラーは、ATPワールドツアー・ファイナルに12年連続で出場している。
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