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男子テニスのBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード)は31日、シングルス3回戦が行われ、第9シードのR・ガスケ(フランス)が錦織圭(日本)を6-3, 6-2のストレートで下し、ベスト8進出を果たすと同時に、来週開催されるATPワールドツアー・ファイナルへの切符を手に入れた。
ナイトマッチで行われたこの試合だったが、その前に行われた試合でガスケと同様にATPワールドツアー・ファイナルへの出場権を争っていた第10シードのM・ラオニチ(カナダ)が第6シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)に6-7 (13-15), 4-6で敗退した時点でS・ワウリンカ(スイス)とともにガスケの最終戦出場が決定した。
ガスケは「出場権がどうなっているか見ずに、自分の試合に集中していると言いたかったけど、やっぱり知りたかった。出場権を獲得したと知ってホッとしたから、試合には緊張せずに臨む事が出来た。」と、試合前の正直な気持ちを明かした。
27歳のガスケのATPワールドツアー・ファイナル出場は、2007年以来6年ぶり2度目となる。
「今回は6年前に出場権を獲得した時より、更に難しいものだった。ランキングを下げてここまで復活してくるのはとても厳しかった。3大会で優勝を飾り、全米オープンでもベスト4入りを果たしたんだ。」と、今季の成績に満足気だった。
ガスケは2007年のBNPパリバ・マスターズでベスト4入りを果たしており、その年のウィンブルドンで自身初となるグランドスラムでの4強入り。今年の全米オープンではその時以来となる準決勝進出と、2007年以来となるATPワールドツアー・ファイナル出場を決めた。
2009年にガスケは、不注意から体内に入ってしまったコカイン陽性反応が出てしまい、3カ月の出場停止処分を受けており、トップ50からも転落していた。
「今年、また最終戦の舞台へ立てる事を誇りに思う。もし2・3年前にこうして最終戦への切符を手に入れられると言われたら、それは信じられない事だった。」と、辛かった時期を振り返っていた。
準々決勝でガスケは、第14シードのJ・ヤノヴィッツ(ポーランド)を7-5, 6-4のストレートで下した第1シードのR・ナダル(スペイン)と対戦する。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○S・ワウリンカ(7) vs. ●N・アルマグロ(スペイン)(12), 6-3, 6-2
○D・フェレール(スペイン)(3) vs. ●G・シモン(フランス)(15), 6-2, 6-3
○J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)(4) vs. ●G・ディミトロフ(ブルガリア), 3-6, 6-3, 6-4
○N・ジョコビッチ(セルビア)(2) vs. ●J・アイズナー(アメリカ)(13), 6-7, 6-1, 6-2
○R・フェデラー(スイス)(5) vs. ●P・コールシュライバー(ドイツ), 6-3, 6-4
○T・ベルディフ(6) vs. ●M・ラオニチ(10), 7-6, 6-4
○R・ガスケ(9) vs. ●錦織圭, 6-3, 6-2
○R・ナダル(1) vs. ●J・ヤノヴィッツ(14), 7-5, 6-4
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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