男子テニスのBNPパリバ・マスターズ(フランス/パリ、ハード)は28日、シングルス1回戦が行われ、元世界ランク7位の
F・ベルダスコ(スペイン)が
E・ガルビス(ラトビア)を7-6 (7-3), 7-6 (7-5)のストレートで下し、初戦突破を果たした。
この試合、世界ランク34位のベルダスコはファーストサーブが入った時に81パーセントの高い確率でポイントを獲得した。そして2度のタイブレークを制し、1時間52分で同24位のガルビスに勝利した。
試合後、ベルダスコは「彼(ガルビス)のプレースタイルはとても難しいもので、試合も接戦になった。彼は、よく一か八かのプレーをしてくるし、長いラリーをするチャンスをあまりくれなかった。」と、ガルビスのプレーについて語った。
「第2セットで2-0とリードして3-0とするチャンスがあったのに、ブレークバックを許してしまった。その後5-4とリードした彼のサービスゲームではマッチポイントを握ったけど、214キロの凄いサーブをセンターに打ってきて、逃してしまった。なかなかブレークチャンスを与えてくれなかった。」と、第2セットを振り返っていた。
2回戦でベルダスコは、来週行われるATPワールド・ツアー・ファイナルへの出場権をかけて今大会にエントリーしている第9シードの
R・ガスケ(フランス)と対戦する。
ガスケ戦に向けて「ガスケを倒すには、ベストのテニスをする必要がある。彼(ガスケ)は今トップ10にいる選手だし、最終戦に向けて全ての試合に全力で臨んでくるはず。それでも以前勝った事もあるし、可能性はあると信じている。自分が完璧なテニスをして、彼がそうではなかったら、きっと勝てると思う。」と、ベルダスコ。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○
L・ロソル(チェコ共和国) vs. ●
J・シャーディ(フランス), 6-3, 6-4
○
S・ヒラルド(コロンビア) vs. ●
A・マンナリノ(フランス), 6-3, 2-6, 6-4
○R・ハース vs. ●
D・イストミン(ウズベキスタン), 7-6, 6-3
●
B・トミック(オーストラリア) vs. ○
F・ロペス(スペイン), 4-6, 7-6, 6-7
●
I・セイスリン(オランダ) vs. ○
M・チリッチ(クロアチア), 7-5, 1-6, 4-6
●E・ガルビス vs. ○F・ベルダスコ, 6-7, 6-7
●
A・セッピ(イタリア) vs. ○
P・コールシュライバー(ドイツ), 3-6, 6-3, 4-6
○
錦織圭(日本) vs. ●
J・ベネトー(フランス), 6-4, 6-2
○
PH・ハーバート(フランス) vs. ●
B・ペール(フランス), 6-2, 6-2
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