男子でテニスで世界3位までのぼりつめた31歳の
D・ナルバンディアン(アルゼンチン)が現役引退を表明した。
ナルバンディアンは「肩の故障で、試合をする事が出来ない。引退しなければいけないのは残念。」と、コメントしている。
2000年にプロへ転向したナルバンディアンは、これまでキャリア通算11度のツアー優勝を飾った。
2002年のウィンブルドンではグランドスラム初の決勝進出。その時は、当時世界ランク1位だった
L・ヒューイット(オーストラリア)にストレートで敗れ、準優勝に終わった。
その後もナルバンディアンは好成績を残し、2006年の全豪オープン、2004・2006年の全仏オープン、2003年の全米オープンではベスト4へ進出した。また、2005年のATPツアー・ファイナルでは決勝で
R・フェデラー(スイス)を破り、ビッグタイトルを獲得した。
国別対抗戦でのデビスカップでは2006・2008・2011年に決勝進出を果たすも、祖国アルゼンチンを優勝へ導く事が出来なかった。これはナルバンディアンが最も後悔している事と本人は話す。
また2012年のAEGON選手権では、線審の椅子を囲む広告看板を蹴り、破片が線審の左すねを傷つけ流血騒ぎとなり、非スポーツマンシップ行為により失格となった事もあった。
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