女子テニスツアーの東レ・パンパシフィック・オープン(日本/東京、ハード)は28日、シングルス決勝が行われ、第5シードの
A・ケルバー(ドイツ)を6-2, 0-6, 6-3のフルセットで下し大会初優勝を飾った第7シードの
P・クヴィトバ(チェコ共和国)が、試合後に喜びの会見を行った。
今回で23歳のクヴィトバは、通算11度目のタイトル獲得となった。
「彼女(ケルバー)は動きも良く、粘り強いテニスをしていて、私のミスを待っているのはわかっていた。後半は彼女も積極的なプレーをするようになったから、自分にミスが出始めた。そこからは私も凡ミスをしないようにして、全てのポイントで集中するようにした。」
第2セットを1ゲームも取れなかった事について、クヴィトバは「コートでの動きが遅かった。第1セットでは確実に取れるポイントをものにした。それを思い出して、立て直せた。」と、話した。
今大会でクヴィトバは、準々決勝でグランドスラム2度の優勝を誇る元世界ランク2位の
S・クズネツォワ(ロシア)、準決勝では元女王
V・ウィリアムズ(アメリカ)下し、決勝戦へ駒を進めていた。
2011年のウィンブルドンでクヴィトバはグランドスラム初優勝を飾り、世界ランキングで同年に自己最高の2位を記録している。
今後については「好調を維持するには、自分の健康状態を保つ事がとても大切。そして、今週のように自信を持ってるようにしたい。」と、クヴィトバ。
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