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テニスのグランドスラムである全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は、今年地元アメリカ人男子選手がシングルスでベスト16に進出しない初の事態が起きた。
現地9月1日に唯一アメリカ人男子選手で勝ち残っていたのが、世界ランク109位のT・スミチェク(アメリカ)だった。3回戦でスミチェクはM・グラノジェルス(スペイン)と対戦し、4-6, 6-4, 6-0, 3-6, 5-7の逆転で敗れた。
試合後、25歳のスミチェクは自身のツイッターで「人生で最悪の敗戦になったけど、キャリア最高の経験にもなった。」と、つぶやいた。
今大会でスミチェクは、グランドスラムを通して初の3回戦進出を果たしていた。また、昨年の全米オープンでは2回戦で錦織圭(日本)にストレートで敗れた。
「あんな雰囲気を味わった事はない。応援してくれた皆に感謝。アメリカのために力になれなくて、ごめんね。来年の挑戦が待ちきれない。」
今大会の本戦には、第13シードのJ・アイズナー(アメリカ)、第26シードのS・クエリー(アメリカ)、J・ブレイク(アメリカ)、J・ソック(アメリカ)、R・ハリソン(アメリカ)、R・ラム(アメリカ)、B・ベイカー(アメリカ)、D・ヤング(アメリカ)、S・ジョンソン(アメリカ)、D・クドラ(アメリカ)、M・ラッセル(アメリカ)、B・クラーン(アメリカ)、R・ウィリアムズ(アメリカ)、C・アルラトミラノ(アメリカ)、スミチェクのアメリカ勢男子全15選手が出場したが、4回戦を前に敗れる結果となった。
また33歳にブレイクは、今大会を最後に現役生活に幕を閉じた。
全米オープンで最後に地元選手がタイトルを獲得したのは2003年のA・ロディック(アメリカ)で、その時は決勝でJ・C・フェレーロ(スペイン)をストレートで破っての優勝だった。
さらに、今月12日に発表された男子世界ランキングでも、40年に渡るATPランキング史上初となるトップ20にアメリカ人が1人もいなくなってしまう事態が起きていたが、その後に行われたW&Sマスターズでアイズナーが決勝へ進出した事により、再びアメリカ勢がトップ20に返り咲いた。
《全米オープン 対戦表》
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