女子テニスツアーのW&Sオープン女子(アメリカ/シンシナティ、ハード)は13日、シングルス2回戦が行われ、第3シードの
M・シャラポワ(ロシア)は
S・スティーブンス(アメリカ)に6-2, 6-7 (5-7), 3-6の逆転で敗れ、2回戦敗退となった。また、元世界ランク1位の
J・コナーズ(アメリカ)をコーチに招いてから初の公式戦は、黒星スタートとなった。
今大会は上位8シード選手が1回戦を免除されているため、シャラポワは2回戦からの登場だった。
この試合、第1セットでスティーブンスに1度もブレークチャンスを与えないサービスゲームを展開したシャラポワがこのセットを先取する。
しかし、第2セットだけで5本のダブルフォルトを犯したシャラポワは、タイブレークの末にスティーブンスにこのセットを取られてしまい、セットカウント1-1となる。
勝敗がかかる第3セット、ファーストサーブのポイント獲得率を55パーセントと低い確率にしてしまったシャラポワは2度のブレークを許し、2時間23分で敗れた。
今年のウィンブルドンでシャラポワは2回戦で敗れる波乱に見舞われた。その後、コーチのトーマス・ホグステッド氏とのパートナーシップを解消し、元世界王者であるコナーズとタッグを組む事を決めた。
また、シャラポワはウィンブルドンで痛めた腰の怪我により、出場を予定してたバンク・オブ・ウエスト・クラシックとロジャーズ・カップ女子の欠場を余儀なくされていたため、今大会が復帰戦となっていた。
一方、シャラポワを破ったスティーブンスは、今年の全豪オープンで
S・ウィリアムズ(アメリカ)を下す金星を飾り、一躍注目を集めた20歳の若手選手。
3回戦でスティーブンスは、第14シードの
J・ヤンコビッチ(セルビア)と
E・マカロバ(ロシア)の勝者と対戦する。
この日行われた試合結果は以下の通り。
【2回戦】
○
V・アザレンカ(ベラルーシ)(2) vs. ●
V・キング(アメリカ), 6-1, 7-6
●M・シャラポワ(3) vs. ○S・スティーブンス, 6-2, 6-7, 3-6
【1回戦】
○
A・ペトコビッチ(ドイツ) vs. ●
D・ハンチュコバ(スロバキア), 2-6, 6-4, 6-1
●
F・ペネッタ(イタリア) vs. ○
V・レプシェンコ(アメリカ), 2-6, 6-2, 2-6
○
M・バーテル(ドイツ) vs. ●
L・サファロバ(チェコ共和国), 6-3, 6-4
●
A・パブリュチェンコワ(ロシア) vs. ○
J・ハンプトン(アメリカ), 5-7, 6-4, 3-6
●
D・チブルコワ(スロバキア) vs. ○
P・エルコグ(スロベニア), 2-6, 4-6
●
A・イバノビッチ(セルビア)(15) vs. ○
A・コルネ(フランス), 6-2, 6-7, 4-6
○
M・リバリコワ(スロバキア) vs. ●
J・ゴルゲス(ドイツ), 6-2, 4-6, 6-4
●
An・ベック(ドイツ) vs. ○E・マカロバ, 3-6, 2-6
●
K・フリッペンス(ベルギー)(13) vs. ○
E・ヴェスニナ(ロシア), 6-3, 1-6, 3-6
●
Y・ウィックマイヤー(ベルギー) vs. ○
M・ニクルスク(ルーマニア), 1-6, 2-6
○
C・ウォズニアキ(デンマーク)(10) vs. ●S・ポン, 6-1, 6-1
○J・ヤンコビッチ(14) vs. ●
S・リシキ(ドイツ), 7-6, 5-7, 6-2
《W&Sオープン女子 対戦表》■関連記事■
《シャラポワが元世界王者コナーズから指導受ける<W&Sオープン女子>》《シャラポワに転機か?新コーチに元世界王者コナーズ》《シャラポワに黄色信号か、ウィンブルドンの傷跡》《シャラポワ「がっかり」、全英の傷癒えず<ロジャーズ・カップ女子>》《シャラポワが予選勝者の世界131位に敗れる、4年ぶり3度目<ウィンブルドン>》《セリーナが19歳に敗れる波乱◇全豪オープン》■関連動画■
《スター選手が参加した暗黒のエキシビションとは!?WTA女子ツアーマガジン Vol.6》