男子テニスツアーのマスターズ大会であるロジャーズ・カップ男子(カナダ/モントリオール、ハード)は7日、男子シングルス2回戦が行われ、第2シードの
A・マレー(英国)が
M・グラノジェルス(スペイン)を6-4, 7-6 (7-2)のストレートで下し、ウィンブルドンで地元優勝を飾って以来約1カ月ぶりの公式戦を勝利で飾った。今大会の上位8シードの選手は1回戦が免除されているため、マレーは2回戦からの登場だった。
この試合、マレーは6本のダブルフォルトを犯すなどでグラノジェルスに2度のブレークを許すも、それを上回る3度のブレークに成功し、1時間50分で勝利した。
26歳のマレーは、今年のウィンブルドンで英国人男子では77年ぶりとなる悲願の地元優勝する快挙を達成、その後は多くのメディア対応、さらにトレーニングや休養などに時間をあてていた。
ロジャーズ・カップ男子でマレーは、2009・2010年に2度の優勝を飾っており、今年は大会3度目の優勝を狙う。
3回戦でマレーは、
E・ガルビス(ラトビア)と対戦する。ガルビスは、2回戦で第13シードの
F・フォニュイーニ(イタリア)を下すシードダウンを演出しての勝ち上がり。
今後マレーは、来週から開催されるW&Sマスターズと、今季最後のグランドスラムである全米オープンへ出場する予定。昨年の全米オープンでは、グランドスラム初タイトルを獲得した。
マレーに敗れたグラノジェルスは、先週行われたベット・アット・ホーム・カップで自身4度目のツアータイトルを獲得しており、その後に発表された世界ランキングで前回から17上げ36位に上昇していた。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○A・マレー(2) vs. ●M・グラノジェルス, 6-4, 7-6
●F・フォニュイーニ(13) vs. ○E・ガルビス, 3-6, 6-1, 1-6
○
V・ポスピシル(カナダ) vs. ●
R・シュティエパネック(チェコ共和国), 6-2, 6-4
●
S・ワウリンカ(スイス)(8) vs. ○
B・ペール(フランス), 2-6, 6-7
○T・ベルディフ(5) vs. ●
A・ドルゴポロフ(ウクライナ), 6-3, 6-4
●Filip Peliwo vs. ○
D・イストミン(ウズベキスタン), 3-6, 6-3, 3-6
○
R・ナダル(スペイン)(4) vs. ●
J・レヴィン(アメリカ), 6-2, 6-0
●
T・ハース(ドイツ)(10) vs. ○
M・マトセビッチ(オーストラリア), 0-5 (途中棄権)
○
J・ヤノヴィッツ(ポーランド)(15) vs. ●
F・ダンチェビッチ(カナダ), 7-6, 3-6, 6-4
《ロジャーズ・カップ男子 対戦表》■関連記事■
《ナダルとジョコビッチに不仲説》《悲願の全英初優勝マレーを信じ続けたコーチのレンドル<ウィンブルドン>》《マレー、77年ぶりの快挙達成して「何が起きたか覚えてない」<ウィンブルドン>》《フェデラー、内容明かされず「とても残念」<ロジャーズ・カップ男子>》《トップ10へ前進の錦織、リベンジ果たし「嬉しい」<ロジャーズ・カップ男子>》■関連動画■
《77年ぶり地元優勝を果たした歓喜のマレーを特集!ATP男子ツアーマガジン Vol.180》《歴史に残るウィンブルドン決勝を振り返る!!ATP男子ツアーマガジン Vol.179》《フェデラーが語った、ウィンブルドンで学んだこと!ATP男子ツアーマガジンVol.177》