HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は28日に女子シングルス2回戦を行い、地元期待のL・ロブソン(英国)がM・デュケ=マリーノ(コロンビア)を6-4, 6-1のストレートで下し、自身初のウィンブルドン3回戦進出を果たした。
ロブソンは1回戦で第10シードのM・キリレンコ(ロシア)を破っての快進撃を見せており、続く3回戦ではM・イラコビッチ(ニュージーランド)と対戦する。
19歳で左利きのロブソンは試合後、このように語った。「試合全体を通じてタイミングに問題があったわ。でもうまく対応できたと思う。第1セットの終盤で何とか挽回することができたの。これは大きかったと思う。頑張ったと思うわ。」
「試合中はずっとタイミングが合っていなかった。でもその事実を受け入れて今できるプレーに集中したの。それが逆に功を奏したと思うわ。」
またロブソンは次のようにも話している。「ベストのテニスはできなかった。タイミングが合っていなかったから、できる限り何とかしてコントロールしようとした。だから今日の勝利は大きな勝利だわ。センターコートでの試合はどの試合であっても大きな意味を持っているの。閉まっていた屋根の中、観客のみんなの声がさらに大きく聞こえてきて、本当に闘志が沸いたわ。最高の雰囲気だった。」
この日は悪天候の影響から相次いで試合が順延となり、センターコートでは屋根が閉められていた。
「プレッシャーにうまく対応できたし、観客のみんなのサポートもあったわ。会場全員が試合に参加している雰囲気がとっても大好き。時にはダブルフォルトをした際に大きなうめき声が聞こえたりするけど、私も同じようにうめき声を上げるから、一体化できるわ。勝たなければならない試合をともに戦っている感じね。この試合は勝てる試合だと思われていたことは分かっていたけど、うまく試合をこなせたと思う。緊張はあったけれど、彼女(デュケ=マリーノ)は私と違ってセンターコートでの試合の経験がなかったからもっと緊張していたと思うわ。とりあえず勝てたわ。」
加えて、セリーナが「ロブソンはトップ10に入れる」と述べていることについて聞かれたロブソンは「プレッシャーをかけないで欲しいけど、とてもうれしいわ。彼女は史上最強の選手だから、彼女の口からそういう発言があったことは大きな意味を持つ。でもトップ10やトップ5を目指すよりは今は明日の試合に集中したいわ。」と冷静なコメントをしていた。
《ウィンブルドン 男女対戦表》
《大会6日目スケジュール》
■関連記事■
《19歳若手を圧倒したセリーナ「大きな未来がある」<BNLイタリア国際女子>》
《19歳ロブソンが第10シード下す金星<ウィンブルドン>》
《全米でクレイステルスを破ったロブソンが新人賞》
《42歳クルム伊達、若手ロブソンに力及ばず◇チャイナ・オープン女子》
この日行われた試合結果は以下の通り。
○K・フリッペンス(ベルギー)(20) vs. ●V・ドロンチ(セルビア), 6-4, 6-2
○M・バルトリ(フランス)(15) vs. ●C・ジョルジ(イタリア), 6-4, 7-5
○K・ナップ(イタリア) vs. ●M・ラルシェル・デ・ブリート(ポルトガル), 7-5, 6-2
●A・コルネ(フランス)(29) vs. ○F・ペネッタ(イタリア), 6-0, 6-7, 2-6
○C・スアレス・ナバロ(スペイン)(19) vs. ●E・ブシャール(カナダ), 7-5, 6-2
P・クヴィトバ(チェコ共和国)(8) vs. E・マカロバ(ロシア)(25), 6-3, 2-6, 1-2
M・プイグ(プエルトリコ) vs. E・ビルネロバ(チェコ共和国), 4-6, 1-2
S・スティーブンス(アメリカ)(17) vs. P・ツェトコフサ(チェコ共和国), 7-6, 0-6, 0-0
●A・ケルバー(ドイツ)(7) vs. ○K・カネピ(エストニア), 6-3, 6-7, 3-6
●U・ラドワンスカ(ポーランド) vs. ○A・リスケ(アメリカ), 6-4, 3-6, 4-6
○L・ロブソン vs. ●M・デュケ=マリーノ, 6-4, 6-1
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.