テニスのグランドスラムである全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー）は１日に男子シングルス３回戦を行い、第１シードのＮ・ジョコビッチ（セルビア）は若手期待で「第２のフェデラー」と呼ばれる第２６シードのＧ・ディミトロフ（ブルガリア）を6-2, 6-2, 6-3のスコアで一蹴し、ナダルと同様、４回戦に駒を進めた。
ジョコビッチは試合前、次のように話していた。「彼（ディミトロフ）は以前に比べて自信を高めてきている。ここ数カ月で大きな勝利を何度か挙げているからね。だから倒すのは簡単なことではない。タフな選手に成長している。彼のプレースタイルはハードコートなど速めのサーフェスと相性がいいのかも知れないけれど、クレーでもいいプレーができることを証明しつつある。モナコの大会ではラファ（ナダル）をフルセットまで追い詰めていた。またマドリードの大会で僕は彼に負けているしね。両者にとってタフな試合になるだろう。だからベストのプレーをする必要がある。でも全仏は５セットマッチ。肉体的に厳しいけれど、今大会の準備のために練習してきたことが有利に働いて勝てればいいね。」
そして実際に３回戦のディミトロフ戦では、大会に入るまでの厳しい練習の成果を存分に発揮し、ディミトロフに７ゲームしか与えない猛攻で、ベスト１６入りを決めた。
この日の勝利でジョコビッチはキャリア通算５００勝を記録し、男子で史上４０人目の５００勝達成プレイヤーとなった。これまでの達成者は、３１人目にＤ・フェレール（スペイン）、２９人目にＴ・ハース（ドイツ）、２５人目にＬ・ヒューイット（オーストラリア）、１６人目がＲ・ナダル（スペイン）、４人目にＲ・フェデラー（スイス）となっている。
勝ったジョコビッチは４回戦で第１６シードのＰ・コールシュライバー（ドイツ）と対戦する。コールシュライバーは３回戦でノーシードのＶ・ハネスク（ルーマニア）を6-0, 7-6(7-0), 6-1で退けての勝ち上がり。
《全仏オープン２０１３ 男女対戦表》
《全仏オープン２０１２ 男女対戦表》
《全仏オープン２０１１ 男女対戦表》
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この日行われた試合は以下の通り。
○Ｒ・ガスケ（フランス）(7) vs. ●Ｎ・ダビデンコ（ロシア）, 6-4, 6-4, 6-3
○Ｒ・ナダル(3) vs. ●Ｆ・フォニュイーニ（イタリア）(27), 7-6, 6-4, 6-4
○Ｒ・ガスケ(7) vs. ●Ｎ・ダビデンコ, 6-4, 6-4, 6-3
●Ｊ・ティプサレビッチ（セルビア）(8) vs. ○Ｍ・ヨージニ（ロシア）(29), 4-6, 4-6, 3-6
○Ｓ・ワウリンカ（スイス）(9) vs. ●Ｊ・ヤノヴィッツ（ポーランド）(21), 6-3, 6-7, 6-3, 6-3
○Ｔ・ハース(12) vs. ●Ｊ・アイズナー（アメリカ）(19), 7-5, 7-6, 4-6, 6-7, 10-8
○錦織圭（日本）(13) vs. ●Ｂ・パイユ(24), 6-3, 6-7, 6-4, 6-1
○Ｐ・コールシュライバー(16) vs. ●Ｖ・ハネスク, 6-0, 7-6, 6-1
（2013年6月2日12時06分）
テニス界初 タイムアウト制導入 
