５月２６日から開幕するテニスのグランドスラム大会のひとつである全仏オープンで、２００９年以来のタイトル獲得を目指し、第２シードとして出場するＲ・フェデラー（スイス）がグランドスラム大会について語った。
フェデラーは今年の全仏オープンに出場すると、Ｓ・エドバーグ（スウェーデン）と並ぶグランドスラム５４試合連続出場を記録する。これはＷ・フェレイラの５６試合に次ぐ記録となるが、この記録についてフェデラーは、「当初は、グランドスラムでこんなに多くの試合をすることができるなんで本当に思ってもいなかったよ。連続出場を記録しても試合で勝てるわけではないけど、すごく体力があって長い間怪我が無くプレーできてきたことの証明にはなるね。」と語った。
続けて、「グランドスラムは５セットマッチが２週間以上続く。そのため、自分のベストの状態を維持しながら長期間戦い抜かなければいけない。５セットマッチの試合に近道は無いんだよ。だからこれ程の長い期間、戦い続けることができて本当に幸せに思うよ。」と語った。
フェデラーは今季クレーコートの２大会に出場するも、初戦となったムチュア・マドリッドオープンでは錦織圭（日本）にフルセットの末に敗れベスト１６での敗退となり、先週行われたＢＮＬイタリア国際男子では決勝に進出するも、ストレートでＲ・ナダル（スペイン）に敗れている。
大会に向けた調整についてフェデラーは「練習でのプレーだけでなく、試合での自分のプレーにも満足しているよ。体もすごくフィットしてきているし、自信も少しずつ取り戻しつつある。大会に必要なレベルまで持ってこれていると思うよ。」と語った。
全仏オープンに初めて出場した１９９９年は、当時第３シードであったＰ・ラフター（オーストラリア）に逆転で敗れたフェデラーであったが、１５度目の出場となる今年は第２シードとして、今季注目株のＰ・カレノ＝ブスタを迎え撃つ。
（翻訳・記事／大木茂敬）
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