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女子テニスツアーのムチュア・マドリッド・オープン女子(スペイン/マドリッド、賞金総額403万3,254ユーロ、レッドクレー)は大会2日目の6日、シングルス1回戦が行われ、C・スアレス・ナバロ(スペイン)が第9シードのS・ストザー(オーストラリア)を7-6 (9-7), 6-2のストレートで下す金星を地元で飾り、2回戦進出を決めた。
試合後、スアレス・ナバロは「ドローを見た時、自分にとってあまり良いドローではないと思った。初戦はとても難しい試合になるだろうとわかっていた。だから、今日の試合には戦略を練ってしっかりと準備をして臨んだの。」と、語った。
この試合、第1セットは出だしからスアレス・ナバロが3ゲームを連取するが、その後ストザーに反撃を許し、タイブレークへともつれた。そのタイブレークでは、6-7とストザーにセットポイントを握られるも、そこからスアレス・ナバロが3ポイント連取し、このセットだけで1時間以上を要して先取した。
第2セットはゲームカウント2-2まで互角の戦いだったが、そこからスアレス・ナバロが4ゲームを連取に成功、自身7度目となるトップ10選手からの勝利を飾った。
「サム(ストザー)はとても難しい選手。特に、第1セットは厳しい戦いだった。それでも、とても集中して良いプレーを続ける事が出来た。こうして2回戦へ進めて、とても嬉しい。」と語るスアレス・ナバロは、先週行われたポルトガル・オープンでは決勝進出。土曜日に行われた決勝戦では敗れるも、準優勝を飾っており、この日の試合までわずか1日しか時間がなかった。
スアレス・ナバロは「先週、決勝戦での負けから立ち直るのは難しかったし、今日の試合へ準備するのにはわずかな時間しかなかった。それでも、とにかく集中するように努めたの。ここマドリッドに着いてからは、先週の負けを全く考えなかった。ただ、今日の試合にベストを尽くす事だけを考えたの。だって、祖国スペインではこの1大会しかないから、今週はとても大切な1週間だから。」と、大会への気持ちを語った。
先月、自己最高位となる世界ランク19位を記録し、自身初のトップ20入りを果たしたスアレス・ナバロ。2008年の全仏オープンと2009年の全豪オープンではベスト8入りする活躍をみせたスアレス・ナバロ。
今月終わりに迫った今季2度目のグランドスラムである全仏オープンへのプレッシャーについて「初出場だった2008年の全仏オープンで驚きの8強入りをして以来、皆から同じような良い結果を出すだろうと期待されてしまった。でも、今ではもうプレッシャーや壁などは感じていないわ。みんなツアーの厳しさをわかる必要がある。どの選手だって、試合には常に万全の準備をしているし、トップ10選手との違いは大きい。本当に差を感じているわ。大きな大会では、良い結果を出せるように努力しているけど、プレッシャーは感じていない。」と、スアレス・ナバロ。
3回戦進出をかけてスアレス・ナバロは、K・カネピ(エストニア)と2回戦で対戦する。
この日行われた試合結果は以下の通り。
【1回戦】
○M・シャラポワ(ロシア)(2) vs. ●A・ドゥルゲル(ルーマニア), 7-5, 6-2
○V・アザレンカ(ベラルーシ)(3) vs. ●A・パブリュチェンコワ(ロシア), 7-6 (10-8), 7-6 (7-3)
●S・ストザー(9) vs. ○C・スアレス・ナバロ, 6-7 (7-9), 2-6
○C・マーケイル(アメリカ) vs. ●S・ポン(中国), 7-5, 5-7, 6-1
○K・ムラデノヴィック(フランス) vs. ●S・ソレル=エスピノーサ(スペイン), 6-1, 6-1
【2回戦】
●A・ラドワンスカ(ポーランド)(4) vs. ○L・ロブソン(英国), 3-6, 1-6
○A・ケルバー(ドイツ)(6) vs. ●A・コルネ(フランス), 6-4, 6-2
○S・エラーニ(イタリア)(7) vs. ●S・キルスチャ(ルーマニア), 7-5, 2-6, 6-4
今大会の優勝賞金は64万3,000ユーロ。
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