男子テニスツアーのマスターズ大会であるソニー・オープン男子（アメリカ/マイアミ、ハード）はシングルス１回戦が行われ、元世界ランク８位のＪ・メルツァー（オーストリア）がＲ・ベランキス（リトアニア）に3-6, 6-3, 7-6 (7-1)の逆転で勝利、初戦突破を決めた。
メルツァーは、８本のサービスエースを放ち、さらに１５度あったブレークチャンスから２度のブレークに成功し、２時間６分でベランキスを下した。この試合でベランキスは、１０本のダブルフォルトを犯していた。
今年に入りメルツァーは、PBZザグレブ・インドアでＭ・チリッチ（クロアチア）に敗れるも準優勝を飾った。また、先週行われた下部大会であるダラス・テニス・クラシックでは単複で優勝を果たした。
メルツァーは２回戦で、第３１シードのＭ・グラノジェルス（スペイン）と対戦する。
敗れた２２歳のベランキスは、２００７年の全米オープン・ジュニアで優勝し、ジュニア・ランキング１位を記録していた。しかし、２０１１年は骨盤の疲労骨折により、約４カ月ツアー離脱を余儀なくされていた。その後復帰したベランキスは、昨年のファーマーズ・クラシックではＳ・クエリー（アメリカ）に敗れるも準優勝を飾り、今年の全豪オープンではＡ・マレー（英国）との３回戦進出を果たしていた。
今大会の上位陣は、世界ランク１位で大会３連覇を狙うＮ・ジョコビッチ（セルビア）が第１シードに入り、第２シードはマレー、第３シードはＤ・フェレール（スペイン）、第４シードはＴ・ベルディフ（チェコ共和国）、第５シードはＪ・Ｍ・デル=ポトロ（アルゼンチン）となっている。Ｒ・フェデラー（スイス）とＲ・ナダル（スペイン）は欠場を表明している。
また、日本勢からは第１３シードの錦織圭（日本）、さらに添田豪（日本）と伊藤竜馬（日本）も本戦へストレートインしている。
この日行われた試合結果は、以下の通り。
●Ｅ・ドンスコイ（ロシア） vs. ○Ｓ・デウバーマン（インド）, 6-4, 6-7, 2-6
●Ａ・クズネツォフ（ロシア） vs. ○Ｖ・ハネスク（ルーマニア）, 6-4, 3-6, 1-4 (途中棄権)
●Ｇ・ミュラー（ルクセンブルグ） vs. ○Ｌ・ロソル（チェコ共和国）, 5-7, 4-6
○Ｔ・カムケ（ドイツ） vs. ●Ｂ・カブチッチ（スロベニア）, 7-6, 6-3
●Ｂ・パイユ（フランス） vs. ○Ｍ・ロドラ（フランス）, 6-7, 2-6
○Ｘ・マリス（ベルギー） vs. ●Ｒ・ラム（アメリカ）, 6-4, 6-7, 6-4
○Ａ・ラモス（スペイン） vs. ●Ｊ・ハイェク（チェコ共和国）, 6-3, 6-1
○Ｇ・ゼミヤ（スロベニア） vs. ●Ｒ・バウティスタ=アグ（スペイン）, 3-6, 0-0 (途中棄権)
○Ｊ・メルツァー vs. ●Ｒ・ベランキス, 3-6, 6-3, 7-6
●Ｊ・ソウサ（ポルトガル） vs. ○Ｌ・ヒューイット（オーストラリア）, 1-6, 6-7
○Ｉ・セイスリン（オランダ） vs. ●Ｌ・マイェール（アルゼンチン）, 3-2 (途中棄権)
●Ｍ・マトセビッチ（オーストラリア） vs. ○Ｄ・セラ（イスラエル）, 2-6, 6-1, 4-6
○Ｈ・セバリョス（アルゼンチン） vs. ●Ｔ・デ=バッカー（オランダ）, 6-1, 3-6, 6-3
○Ｎ・ダビデンコ（ロシア） vs. ●Ｐ・ロレンジ（イタリア）, 6-0, 2-6, 6-0
●Ｒ・ハリソン（アメリカ） vs. ○Ｊ・ブレイク（アメリカ）, 2-6, 2-6
《ソニー・オープン男女シングルス対戦表》
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（2013年3月21日11時26分）
オランダ 104年の歴史で初の決勝へ 
