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男子テニスツアーのマスターズ大会であるBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード)は16日にシングルス準決勝2試合を行い、第7シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)が第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)に4-6, 6-4, 6-4の逆転で勝利し、見事決勝に駒を進めた。
世界ランク1位のジョコビッチを下す大金星をあげたデル=ポトロは、試合後「第2セットの終わりまではいいテニスができていた。ファイナルセットで0-3となったときはピンチだった。でもすぐに追いついたことで少し自信を取り戻せた。その後は観客の皆がもっとテニスをみたいと応援してくれたことで、最後にはベストのテニスを披露することができた。今大会では間違いなくベストを尽くせた試合だったね。」と振り返った。
さらに「いいプレーができていた。結果がそれを示していると思う。もちろんスライスを使うなど、いくつか改善点はあると感じている。またもっとネットにも出ていきたいね。でも努力はしているよ。どの大会でもそれを試すチャンスがあるけど、今大会ではそれらをうまく試せていると思う。」とデル=ポトロは今後の課題も見据えた。
一方、敗れた王者ジョコビッチは次のように話している。
「今日は対戦相手の方が一枚上手だった。彼(デル=ポトロ)は勝利に値するよ。大事な場面でいつもより冷静だったし、場面場面で正しいショットを選択していた。またコート内に一歩入ったプレーをみせていたね。対照的に僕は凡ミスが多く、コートから下がって受け身のテニスをしていた。」と反省気味だった。
勝利したデル=ポトロは決勝で、第6シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)を6-4, 7-5のストレートで下した第5シードのR・ナダル(スペイン)と対戦する。両者はこれまで10度対戦しており、ナダルが7勝3敗と勝ち越しているが、その3敗はすべてハードコートでデル=ポトロに軍配が上がっている。
今大会の優勝賞金は100万ドル。
《BNPパリバ・オープン男女シングルス対戦表》
【大会12日目スケジュール】
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