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女子テニスツアーのBNPパリバ・オープン女子(アメリカ/カリフォルニア州インディアンウェルズ、ハード)は15日、シングルス準決勝2試合が行われ、第2シードのM・シャラポワ(ロシア)が第13シードのM・キリレンコ(ロシア)を6-4, 6-3のストレートで下し決勝進出を果たした。
この日シャラポワはキリレンコに6度奪われたブレークポイントをすべてしのぐと、キリレンコのサービスゲームで11度のブレークポイントから3度のブレークに成功。粘り強いラリーを見せるキリレンコに1時間42分で勝利したシャラポワが、同胞の『マリア』対決を制することとなった。
「第1セットはあまり良いプレーではなかったけど、第2セットではずっと良いプレーができたと思うわ。今日は思っていたよりも上手くいったところもあったので、決勝に進むことができてうれしく思います。」とシャラポワ。
また、「ここカリフォルニアは7歳のころから生活する第2の故郷。友人も多く、お客さんも本当に応援していくれるからここで活躍することができて本当に嬉しく思う。」と声援に応えた。
一方敗れたキリレンコは、「今日は彼女のペースでサーブをさせてしまいました。(シャラポワが)何度か連続でダブルフォルトをすることもあったのに、それでも彼女のサーブを破ることができませんでした。ですが、今日のゲームは私達双方とも堅実なプレーがをしていました。ですので、今日のプレーには満足していますし、自分のやろうとしていることが間違っていないとわかりました。」と自身のテニスを振り返った。
キリレンコは今大会で躍進を続けており、第3シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)と第5シードのP・クヴィトバ(チェコ共和国)の2人のトップ10プレーヤーを倒し、今大会で自身初となるベスト4進出を果たしていたが、決勝進出は同胞のシャラポワに阻まれることとなった。
25歳のシャラポワは今季の初タイトル獲得を目指し、決勝でC・ウォズニアキ(デンマーク)と対戦する。シャラポワは2012年、自己最多となる9度のツアー大会での決勝進出を果たすなど大きな活躍を見せていたが、中でも全仏オープンでタイトルを獲得し、キャリアグランドスラムを達成する良いシーズンを送っていた。
シャラポワはウォズニアキとの決勝に勝利すると、11年連続のツアータイトル獲得も記録することになる。シャラポワとウォズニアキは過去6度対戦し、4勝2敗でシャラポワがリードしており、直近ではシャラポワが2連勝しているが、ハードコートでは2勝2敗、2011年の本大会ではウォズニアキがシャラポワにストレートで勝利をおさめている。
《BNPパリバ・オープン男女シングルス対戦表》
【大会11日目スケジュール】
この日行われた試合結果は以下の通り。
【シングルス準決勝】
●A・ケルバー(ドイツ)(4) vs. ○C・ウォズニアキ(8) 6-2, 4-6, 5-7
○M・シャラポワ(2) vs. ●M・キリレンコ(13) 6-4, 6-3
今大会の優勝賞金は、シングルス100万ドル、ダブルス24万5000ドル。
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