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男子テニスツアーのオープン13(フランス/マルセイユ、賞金総額59万8535ユーロ、インドアハード)は日曜日に決勝戦を行い、第3シードで地元期待のJW・ツォンガ(フランス)が第1シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)を3-6, 7-6 (8-6), 6-4の逆転で退け、見事優勝を飾った。ツォンガは優勝賞金9万5350ユーロを獲得した。
フランス勢トップのツォンガは、今回の優勝でATPツアー10度目の優勝を飾った。今大会でツォンガは、2009年に続いて2度目のこと。
これまでツォンガはベルディフを苦手としており、過去5度の対戦で1度しか勝利していなかった。また最近は3連敗していたため、さらに嬉しい優勝となった。
ツォンガは試合後、詰め掛けた観客に感謝の意を表した。「この優勝は、皆さんのおかげです。」
決勝戦の第1セット、凡ミスを犯すツォンガの隙をついたベルディフが第6ゲームでブレークに成功すると、第10ゲームのセットポイントではフォアハンドのボレーを決め、このセットを先取する。
第2セットは拮抗した流れとなり、タイブレークへ。タイブレークでは、ベルディフに5-6とマッチポイントを握られるも、ツォンガがサービスエース2本でそれを跳ね返す。そして8-6としたツォンガが、第2セットを奪い、第3セットへ突入する。
第3セット、第2セットの勢いを維持したツォンガが、第3ゲームでブレークに成功、また連続してウィナーを放つなどでベルディフを下した。
最初の2セット、ツォンガは調子が悪かったにも関わらず、粘り強いプレーをした事を誇りに思いたい、と述べている。
「出来る限り、長くプレーする事だけを考えたんだ。序盤は何もかもが、うまくいかなかった。彼(ベルディフ)のプレーの方が勝っていた。彼はサーブが好調で、また僕のコート上での位置取りも悪かった。でも、決して諦めなかったから自分のことを褒めたいね。」と、ツォンガ。
ツォンガは、準々決勝のB・トミック(オーストラリア)戦でも5本のマッチポイントをしのいでおり、決勝でもその粘り強さを発揮、勝利に結びつけた。
ツォンガは新しいコーチを迎えており、そのコーチのもとで今回初優勝を飾った。今年の全豪オープン準々決勝でツォンガは、R・フェデラー(スイス)とフルセットの死闘を演じており、調子は上向きだ。
「一生懸命、練習しているさ。犠牲も払っている。トップのパフォーマンスを維持するために何でもやっているし、まだまだうまくなっているよ。」とツォンガは、コメントした。
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