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男子テニスツアーのオープン１３（フランス/マルセイユ、賞金総額５９万８５３５ユーロ、インドアハード）は２０日、シングルス２回戦が行われ、第３シードで２００９年の今大会チャンピオンであるＪＷ・ツォンガ（フランス）が元世界ランク３位のＮ・ダビデンコ（ロシア）を7-6 (7-1), 6-3で下し、順当に８強入りを決めた。

世界ランク８位のツォンガと元世界ランク３位のダビデンコは、第１セットで両者サービスキープを続け、タイブレークへともつれた。そこでギアを上げたツォンガがダビデンコを圧倒し、タイブレークを７－１で制して第１セットを先取した。

第２セットも勢いを維持したツォンガは、このセットで１度もブレークポイントをダビデンコに与えず、２度のブレークに成功すると、１時間２８分のストレートでダビデンコを下した。

ツォンガは準々決勝で、オーストラリア期待の若手であるＢ・トミック（オーストラリア）と対戦する。この日トミックは、Ｓ・デウバーマン（インド）を6-3, 7-5のストレートで下しての勝ち上がり。

一方、Ｇ・ミュラー（ルクセンブルグ）がＭ・グラノジェルス（スペイン）に7-6 (7-2), 7-6 (7-1)のストレートで勝利、ベスト８進出を果たした。

いずれのセットもタイブレークへともつれる接戦となったが、そのタイブレークでは世界ランク７０位のミュラーが同３５位のグラノジェルスから主導権を握り、いずれも制して１時間３７分で勝利を収めた。ミュラーは１回戦で第５シードのＲ・ガスケ（フランス）を下す金星を飾っており、その勝利が今季ATPツアー本戦での初勝利だった。

ミュラーは準決勝進出をかけて、第４シードのＪ・ティプサレビッチ（セルビア）と予選勝者のＤ・ツルスノフ（ロシア）の勝者と準々決勝で対戦する。この日ツルスノフはＥ・ロジェ=ヴァセラン（フランス）との予選勝者対決を7-5, 6-3で制しての勝ち上がり。

また、この日の１回戦では第６シードのＧ・シモン（フランス）がＲ・ハース（オランダ）を7-5, 7-5のストレートで下し、順当に初戦突破を果たした。２回戦ではＲ・バウティスタ=アグ（スペイン）と対戦する。

この日行われた試合結果は以下の通り。

【１回戦】
○Ｇ・シモン(6) vs ●Ｒ・ハース, 7-5, 7-5
○Ｊ・ベネトー（フランス） vs ●Ｌ・プイユ, 7-6 (7-0), 6-3
○Ｄ・ツルスノフ vs ●Ｅ・ロジェ=ヴァセラン, 7-5, 6-3

【２回戦】
○Ｔ・ベルディフ（チェコ共和国）(1) vs ●Ｅ・ガルビス（ラトビア）, 6-4, 6-7 (10-12), 6-4
○ＪＷ・ツォンガ(3) vs. ●Ｎ・ダビデンコ, 7-6 (7-1), 6-3
●Ｍ・グラノジェルス vs ○Ｇ・ミュラー, 6-7 (2-7), 6-7 (1-7)
○Ｂ・トミック vs ●Ｓ・デウバーマン, 6-3, 7-5

今大会の優勝賞金は９万５３５０ユーロ。

【デル=ポトロ、ヤノヴィッツ登場◇大会４日目スケジュール】

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(翻訳・記事/弓削忠則)