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男子テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は大会12日目の25日、ロッド・レーバー・アリーナのナイトセッションでは第3シードのA・マレー(英国)が第2シードのR・フェデラー(スイス)を6-4, 6-7 (5-7), 6-3, 6-7 (2-7), 6-2のフルセットで下し、昨年のウィンブルドン、全米オープンに続き、グランドスラム3大会連続の決勝進出を果たした。
【マレー、試合後のコメント】
マレーは「これまでもグランドスラムでは、彼に対して辛い敗戦を喫していた。」と、コメント。
「特に、今日のような勝ち方での勝利は最高だね。確実に、今後も彼とはグランドスラムの舞台で対戦するだろう。今日の勝利は、再び彼に勝つための助けになる。」と、この日のプレーに自信を深めていたマレー。
セットカウント2-1とリードしたマレーは、第4セットでは第11ゲームのフェデラーのサービスゲームをブレークし、続く第12ゲームでサービング・フォー・ザ・マッチを迎え、そのまま勝敗が決まるかと思われた。しかし、そのゲームでフェデラーにブレークバックされ、タイブレークへと持ち込まれこのセットを落とし、勝負の行方はファイナルセットへともつれた。
「テニスの試合では、そのような展開は日々起きる事。最後まで何が起きるかわからないものさ。」と、勝利目前から試合を振り出しに戻されたマレーは、その時の事を振り返った。
「ただ出来る事は、正しいプレーをして、チャンスがきたら自分のショットを打ち込んで、それが勝利へ導いてくれる事を願うだけさ。いつ彼がレベルを上げて、自分のレベルが下がってしまうかなんて、誰にもわからないからね。特に、4時間にも及ぶ試合ではね。だから、出来る限り必死に臨んで集中するしかないんだ。第5セットの出だしは、この試合の中でも特に良いプレーが出来たと思っている。」と、マレー。
また、マレーは「今夜は、本当に良いプレーが出来た。必要な事が全て出来たと思う。そして、そのほとんどが上手くいったんだ。第2・第4セットを辛い形で落とした後、冷静な気持ちでいるのが難しい状況でも、それが出来たのさ。」
加えて「それでも、そのどちらのセットも落としはしたものの、悪いプレーではなかったからね。タイブレークで奪われたのは、辛い事だった。でも、そのいずれのセットでも、次のセットでしっかり立ち直る事が出来た事には、本当に満足している。」と、この日の自身のプレーに満足していた。
マレーは2大会連続でのグランドスラム優勝を目指し、第1シードで今大会2連覇中のN・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。「きっと辛い試合になるだろうね。つまりそれは、とても良い試合になるって事さ。」と、決勝戦へ向けて気を引き締めていた。
《マレー 試合詳細はこちら》
(翻訳・記事/弓削忠則)
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