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テニスのグランドスラムである全豪オープン（オーストラリア/メルボルン、ハード）は大会１０日目の２３日、世界ランク１位で第１シードのＶ・アザレンカ（ベラルーシ）がノーシードのＳ・クズネツォワ（ロシア）に7-5, 6-1のストレートで勝利、２年連続のベスト４進出を果たした。

第１セット、両者１度ずつのブレークを奪い合うも、アザレンカが第１１ゲームでこのセット２度目のブレークに成功し、１時間１７分でセットを先取する。

第２セットに入ると、クズネツォワはファーストサーブ時に２８パーセントの確率でしかポイントが奪えず、凡ミスを１５本も犯してしまう。

この隙をついた女王アザレンカは、１度のブレークをクズネツォワに許すも、６度のブレークチャンスから４度のブレークに成功、最後クズネツォワのフォアハンドがアウトし、１時間４７分でゲームセットとなった。

アザレンカは、昨年の今大会でグランドスラム初優勝を果たすと同時に、世界ランク１位の座も手にしていた。

敗れたクズネツォワは、２００４年の全米オープンと２００９年の全仏オープンでグランドスラム２度の優勝を果たしていた。また今大会の過去最高成績は、ベスト８だった。今大会にノーシードで出場した元世界ランク２位のクズネツォワは、昨シーズンの後半を膝の怪我のため戦線離脱しており、現在世界ランクを７５位まで下げている。

勝利したアザレンカは準決勝で、第３シードのＳ・ウィリアムズ（アメリカ）と第２９シードのＳ・スティーブンス（アメリカ）の勝者と対戦する。アザレンカとセリーナは昨年だけでも５度対戦し、全てセリーナが勝利していた。また、両者の通算対戦成績は１１勝１敗とセリーナが勝ち越している。


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