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テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は大会9日目の22日、男子シングルス準々決勝が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第5シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)を6-1, 4-6, 6-1, 6-4で打ち破り準決勝進出を決めた。
【第1セット】
ファーストセット、序盤から互いにサービスキープを続けるが、ジョコビッチは第3ゲームでブレークを奪うと、ベルディフを圧倒し6-1で第1セットを奪う。
このセット、ジョコビッチはベルディフに1度もブレークポイントを許さず、ファースト・サーブが入った時に89パーセントの確率でポイントを得ていた。
【第2セット】
第2セットに入ると、第1ゲームでブレークを奪ったベルディフは積極的に前へ出るプレーなどでポイントを奪い、王者ジョコビッチとキープ合戦を続ける。
第5ゲームでブレークポイントを握ったベルディフだったが、ここはジョコビッチが凌いで互いにキープが続く。
ゲームカウント5-4となった第10ゲームはベルディフのサービスゲーム、ここでブレークを奪いたいジョコビッチが15-40とブレークポイントを得た場面、ベルディフがサービスエースを奪うと追い上げデュースへもつれる。
長いデュースが続いたが、最後はジョコビッチのミスでベルディフがキープに成功し、このセットをベルディフが奪い返し試合を振り出しに戻した。
【第3セット】
このセットに入って調子を上げてきたジョコビッチは、前へ出るベルディフに対してパッシングショットを決めるなど4ゲームを連取する。
第4ゲームでジョコビッチは、この試合12本目のブレークポイントを得ると、ダウン・ザ・ラインのウィナーを決めてガッツポーズを決めた。
第7ゲームでネットプレーで勝ったジョコビッチがセットポイントを得るとベルディフのリターンミスでこのセットを勝ち取った。
【第4セット】
第4セットに入ると、ベルディフはネットポイントを決めるなどでキープすると、ジョコビッチの一方的な展開から逃れる。しかし、第3ゲームでジョコビッチにブレークを奪われると、反撃のチャンスを得ることができずに互いにキープする展開が続いた。
ゲームカウント5-4でジョコビッチにマッチポイントが訪れると、クロスの打ち合いからジョコビッチはドロップショットを狙うも、これはネットにかかりデュースへ。
4度続いたデュースは、最後ジョコビッチがサービスエースで締め2時間31分で勝利を収めた。
勝利したジョコビッチは、決勝進出をかけてD・フェレール(スペイン)と準決勝で戦う。
フェレールは、4回戦で錦織圭(日本)を6-2, 6-1, 6-4のストレートで下し、準々決勝では同胞のN・アルマグロ(スペイン)に4-6, 4-6, 7-5, 7-6 (7-4), 6-2の3時間44分に及ぶ大逆転劇を演じて準決勝に駒を進めている。
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