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女子テニスツアーの東レ・パンパシフィック・オープン(日本/東京、ハード)は23日、シングルス1回戦が行われ、森田あゆみ(日本)がS・シルステアに6-2, 3-6, 6-2のフルセットで勝利、2回戦へ駒を進めた。これで2回戦は第5シードのA・ケルバー(ドイツ)と対戦することとなった。
その森田が試合後インタビューに答えた。
全米オープン後の腰の状態については「全米オープンでは2回戦のファーストセット後半からちょっと違和感があった。その試合では腰が気になってしまった。でも、翌日は思ったよりも全然大丈夫だった。その後は、先週の試合も含めて今日の試合も違和感なく戦えた。今日の試合後も大丈夫。いい方向に向かっているけど、リハビリとかトレーニングなどのケアをしっかりしていかないとまた再発すると思うので、それらを継続していく。」と、森田。
メンタル面の成長については「メンタルが強くないとトップの選手には勝てない。特に相手も今年調子が良く、自信を持ってプレーしているので崩れてはくれない。そこで自分の弱い部分を見せたら勝つチャンスがなくなるので、今日は悪い雰囲気を出さずに常に前向きにプレーすることを気を付けていた。」と、コメント。
今日のプレーについては「全米オープンから、今までよりもベースラインから下がらず、ちょっとでも浅いボールに対してはネットをとったり、速いテニスをするように練習している。今日は自分が下がっての返球が増えてきたらチャンスがどんどんなくなってくると思っていた。今日は誰が相手でもコートの中に入って速いテニスをしようと思っていた。リスクがある分、最後まで攻撃するテニスが出来た。相手もコートの中に入ってきてプレッシャーをかけてきたけど、それに対して自分も引かずに攻撃して勝つ事が出来て、自信になった試合だった。」
2回戦のケルバー戦について聞かれた森田は「全米オープンの時に一度練習をしたけど、フォアもバックもボールが重く、スピードがある。彼女も下がらず深いボールを打ち続けてくる。自分がベースラインから下がって頑張ってもポイントを取れないと思うので、多少リスクがあっても攻撃するテニスをしていきたい。セカンドサーブが増えてくるときつくなるので、ファーストサーブを確率良く入れていく事が大切。」と、森田。
リードしながらもシルステアに粘られたときについては「ファイナルセット、ゲームカウント3-1の時は気持ちを強く持つことはもちろん、さらに冷静に。あと、なにもせず相手にやられるよりは、割り切って攻める気持ちでテニスをしていた。」
さらに森田は「今年はファイナルセットで勝つ試合が少ないので、ちょっとビビッてました。」と、会見場を笑いに誘った。
サーブのテイクバックを変えたことについては「ダラスの復帰戦から今のフォームにしている。きっかけは元々今の打ち方だったけど崩れた時期があり、シンプルにしようとした。でも、そのサーブに限界を感じた。これ以上、スピードや質を上げていきたいと思った時にその打ち方だとうまくいかないと思った。今はしなやかさを出してスピードを与えられるような打ち方にしている。」
テイクバックを速くしたりなどの転機については「昨年も一昨年も色々試していた。昨年は攻め急がないで安全なところに質の高いショットを打ち続けるラリーをしていた。でも、トップの選手と当たるとそれだけでは先にやられたので、自分からダウンザラインに打つことをしていた。今年に入ってからは、昨年ダウンザラインに打ち過ぎていたからミスが増えて負けたりしていたので、それにもう少ししぶとさを加えた。でも、それではシャラポワ選手などには通用しない。なので、今の打ち方だときつかったので、テイクバックを小さくした。」
また、森田は「シルステア選手とかと練習をしても、私がいいボールを打っても下がらずにいいボールで返されていた。以前はテイクバックも大きく、下がってしまっていたから、相手のプレッシャーを感じていた。あと、ポイントは相手のミスでしか取れない状態だった。練習試合をしても、相手はミスをして勝つけど、展開的にはやられていた。これでは相手が良かったら勝ちには繋がらないと思ったから、また自分から主導権をとりたいと自分で感じたから、新しく取り組んでいた。」と、コメント。
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