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女子テニスツアーのロジャーズ・カップ女子(カナダ/モントリオール、賞金総額216万8400ドル、ハード)は日曜日に準決勝を行い、第10シードのN・リー(中国)が第16シードのL・サファロバ(チェコ共和国)を3-6, 6-3, 7-5のスコアで振り切り、決勝に駒を進めた。
サファロバはファイナルセットで5-1とリードしていたが、そこからリーは6ゲーム連取の猛攻をみせ、そのまま試合に終止符を打った。
2011年全仏覇者のリーは、試合後「何も考えていなかった。コートでは何も考えられる状況にはなかった。ただ自分に向かって1ポイント1ポイントプレーし、コート上のボールを打ち返し、様子をみるように、とだけ言い続けた。」と大逆転時の心境を話した。
「これがテニスというもの。ただ来たボールをネットを越えて打ち返すだけ。簡単に思えるけど、そう出来ない時も私にはある。」
30歳のリーはこれで2009年以降、サファロバに対して6連勝を決めた。
大きくリードしていながらも敗れたサファロバは「試合を締める時というのは少し緊張するもの。今日の彼女(リー)はミスが多かったから、十分にプレッシャーをかけることをしなかった。そこをつけ込まれ、逆転されてしまった。途中から彼女はサーブが良くなりプレーも向上し、勝利が逃げてしまった。」と肩を落とした。
リーは決勝で第5シードのP・クヴィトバ(チェコ共和国)と対戦する。クヴィトバは第7シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)を3-6, 6-2, 6-3の逆転で下しての勝ち上がり。
2011年ウィンブルドン覇者のクヴィトバは第1セットを落としたものの、第2、3セットを連取し、元世界女王のウォズニアキを退けた。
22歳のクヴィトバはこれまで欧州、アジア、オーストラリアでタイトルを獲得しているが、北米ではまだ優勝がない。この理由についてクヴィトバは喘息と関係しているのではないか、と話す。
「呼吸がしにくいのです。けど、今週はそれほどひどくはない。ラッキーだと思う。北米でプレーが出来ることが分かって嬉しく思う。」
一方、ダブルス決勝では、K・ヤンス(ポーランド)/K・ラドノビ(フランス)組が第3シードのN・ペトロワ(ロシア)/ K・シュレボトニック(スロベニア)を7-5, 2-6 [10-7]で振り切り、優勝を飾っている。
今大会の優勝賞金は38万5000ドル。
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