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女子テニスツアーのバクー・カップ(アゼルバイジャン/バクー、賞金総額22万ドル、ハード)は25日に、シングルス2回戦全8試合が行なわれ、第2シードのA・パノワ(ロシア)がS・ザニエスカを4-6, 7-6 (8-6), 6-3の接戦を制して準々決勝進出を決めるなど、ベスト8が出揃った。
世界ランク75位のパノワは、同149位のザニエスカに第1セットでは1度もブレークポイントさえ握れず1度ブレークを許して先取されると、第2セットでは両者1度ずつのブレークからタイブレークへ。そのタイブレークでも一歩も引かないザニエスカは6-6と勝利まであと2ポイントと迫った。
しかし、そこから2ポイントを奪って第2セットを奪い返したパノワは、勝敗を決める第3セットでは5回握られたブレークポイント全てを退けると、ザニエスカから2度のブレークに成功し2時間53分の接戦をものにして準々決勝へ駒を進めた。
準々決勝でパノワは、第6シードのN・ブラチコワ(ロシア)と対戦する。ブラチコワはこの日の試合で、E・カベサ=カンデラと対戦し、第1セットを6-0で奪ったところでカベサ=カンデラが腹筋の怪我を理由に途中棄権を申し入れて、勝利が転がり込んだ。
その他のシード勢も順当にベスト8進出を決めた。第3シードのM・ミネッラ(ルクセンブルグ)がM・ドマホウスカ(ポーランド)を6-4, 7-5で、第5シードのB・ヨバノフスキ(セルビア)も予選を勝ち上がったV・ソロビエワを6-2, 6-3と、いずれもストレートで退けベスト8入りを決めた。
世界ランク82位のミネッラは、第1セットでは同177位のドマホウスカに5回ブレークポイントを握られるも1度もブレークを許さず、1度ブレークに成功してそのセットを先取。
第2セットでは両者1度ずつのブレークから接戦へ。実力に勝るミネッラは、終盤で2度目のブレークを奪うと1時間56分のストレートで勝利を飾り今季3度目のツアー8強入りを果たした。
同97位のヨバノフスキは同227位のソロビエワに第1セットでは1度ブレークされるも3度のブレークを奪い、第2セットでは2度のブレークを許したものの3度のブレークを奪い返し1時間26分の快勝で今季2度目の準々決勝進出を決めた。
ミネッラはA・ブリアンティ(イタリア)を3-6, 7-6 (7-2), 6-1の逆転で下したO・プチュコワと、ヨバノフスキはL・ポウス・ティオ(スペイン)を7-6 (7-5), 6-3のストレートで倒した予選勝者のA・クルニッチと準々決勝で顔を合わせる。
その他の試合では、J・コーエンがA・クドリャフツェワ(ロシア)を6-1, 6-4で、M・リバリコワ(スロバキア)がT・タナスガーン(タイ)を6-1, 6-0と、いずれも快勝で準々決勝進出を決めた。コーエンとリバリコワが準々決勝で対戦する。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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