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女子テニスツアーのソニーエリクソン・スウェーデン・オープン(スウェーデン/バスタード、賞金総額22万ドル、クレー)は金曜日に準々決勝を行い、昨年覇者のP・エルコグ(スロベニア)がT・ピロンコバ(ブルガリア)を3-6, 7-5, 6-4で振り切り、ベスト4入りを決めた。
両者はこれまで2度の対戦があり、いずれもピロンコバが勝っていた。したがって準々決勝でも第1セットをピロンコバが奪った際には今回もピロンコバが勝つのでは、という雰囲気が会場に流れていた。
しかし今回は冷静さを失わなかったエルコグは、第2セットの5-5から2ゲームを連取してこのセットを奪い返すと、ファイナルセットでも雨による中断と2-4の劣勢にも負けずに同セットも奪い、大接戦に終止符を打った。
試合後、エルコグは「彼女にはこれまで勝ったことがなかったので勝ててうれしく思います。簡単な試合ではなく、彼女のミスはほとんどありませんでしたので、こちらから攻撃を仕掛けました」と勝因を明かした。
勝ったエルコグは準決勝で第7シードのM・バーテル(ドイツ)と対戦する。シード勢で唯一残っているバーテルは準々決勝でS・アービッドソン(スウェーデン)を6-3, 6-4で下しての勝ち上がり。
バーテルは今大会に入るまでに5大会連続で初戦負けを喫していたが、このトーナメントでは復調の様子をみせており、すべてストレート勝ちを収めている。
その他の対戦ではJ・ラーソン(スウェーデン)が第6シードのK・ザコパロバ(チェコ共和国)と対戦、2-0となった時点でザコパロバがウィルス性の疾患のために途中棄権し、準決勝に駒を進めた。
ラーソンは同日に行われた、昨日から順延となっていた2回戦で第3シードのA・メディーナ=ガリゲス(スペイン)を6-4, 6-4で下して大金星を挙げての準々決勝だった。
地元勢で唯一残っているラーソンは、試合後「長い1日でしたがうれしさでいっぱいです。準決勝に進めて最高です。2回戦ではとてもいいプレーができました。特にフォアハンドが好調で、理想とするテニスができました」と感想を述べた。
そのラーソンは準決勝でM・ヨハンソン(フランス)と対戦する。ヨハンソンは準々決勝で第5シードのA・パブリュチェンコワ(ロシア)を6-4, 6-0で退けての勝ち上がり。
ラーソン同様、ヨハンソンも雨による影響を受けたが、順延となっていた2回戦でS・ペア(イスラエル)を6-2, 3-6, 6-2で下すと、準々決勝でも好調を持続した。
試合後、ヨハンソンは「本当に長い1日でした。雨が止んだのでプレーを再開しましたが、また雨が降り出しました。厳しい状況でした。特に2回戦はタフでした。準々決勝までにはコート環境に慣れることができたのでパブリュチェンコワ戦の方がやりやすかったです。悪天候が私の味方をしてくれたのです。」と述べ、会場を笑わせた。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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