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男子テニスツアーのキャンベル殿堂テニス選手権(アメリカ/ニューポート、賞金総額39万8250ドル、芝)は12日、シングルス準々決勝2試合が行われ、第2シードの錦織圭(日本)はR・ラム(アメリカ)に6-7 (6-8), 3-6のストレートで敗退、ベスト4進出はならなかった。
お互いに1度ずつのブレークで突入した第1セットのタイブレーク、ここを接戦の末に落としてしまった錦織は、第2セットでラムに1度のブレークを許してしまうと、3本のブレークチャンスがあったもののブレークには至らず、1時間38分で敗退となった。
今大会では2009年にタイトルを獲得しているラムは、準々決勝で元王者のL・ヒューイット(オーストラリア)と対戦する。主催者推薦で出場しているヒューイットはこの日、D・セラ(イスラエル)を6-4, 6-3のストレートで破り、およそ2年ぶりとなるベスト4進出を果たした。
度重なる怪我により、現在は世界ランキングを233位まで落としているヒューイットだが、今月末から開催されるロンドンオリンピックではオーストラリア代表として出場することが決まっている。
「ロンドンに戻ってオリンピックに出場する前に、ここに来たことが完璧に作用しています。」とヒューイット。「どんな時でもオーストラリアを代表する時は、多くの意味を持っています。デビスカップでは何度も経験していますが、オリンピックは少し違います。大好きな芝のコートでプレーできることは、素晴らしいことになるでしょう。」
31歳のヒューイットは2001年から2003年の間、75週間連続で世界ランク1位として男子テニス界をリードしていたが、最近4年間で5度の手術を受けるなど、最近は怪我に泣かされてきた。
ヒューイットによれば、直近に受けた左足の手術が復帰までに最も努力を要したとしている。
「調子は良いです。4ヶ月半もの休養後に復帰して、今週は何を期待すればいいのか定かではありませんでした。これまでで最もタフなリハビリでした。クィーンズとウィンブルドンでは厳しいドローでした。今週はリズムを掴めていますし、自分のプレーが出来ているので気分が良いです。試合ごとに調子が上がっていく感覚です。」
この日は残りのシングルス2回戦2試合も行われており、第6シードのR・ハリソン(アメリカ)がJ・レヴィン(アメリカ)に6-3, 6-4で勝利した一方、B・ベッカー(ドイツ)が第3シードのM・ラオニチ(カナダ)を6-3, 6-3で破っており、シード勢で明暗が分かれている。
今大会の優勝賞金はシングルスが6万8220ドル。
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