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男子テニスの国別対抗戦であるパワー・ホース世界チーム・カップ(ドイツ/デュッセルドルフ、賞金総額80万ユーロ、クレー)は20日、日本とチェコ共和国の対戦が行われ、伊藤竜馬(日本)がR・シュティエパネック(チェコ共和国)に3-6, 6-4, 6-4の逆転で勝利、1勝目を挙げた。
日本は初出場となる今大会、エースである錦織圭(日本)はバルセロナ大会で負傷した腹筋の回復を優先するために大会を欠場しているが、世界ランク61位の添田豪(日本)を筆頭に、伊藤と佐藤文平(日本)が日本メンバーとして世界の強豪たちに挑む。
今大会には8ヵ国が出場しており、大会前半は4ヶ国ずつに分かれて総当たり戦が行われる。レッドグループはアルゼンチン、アメリカ、チェコ、そして日本が振り分けられ、ブルーグループは前年覇者で地元勢ドイツをはじめ、セルビア、クロアチア、そしてロシアとなっている。
各チームは3人から4人の編成で今大会に臨んでおり、シングルス2試合とダブルス1試合の合計で勝敗が争われ、各グループの最上位チームが決勝に進出する。
チェコとの初戦に登場した伊藤は、第1セットこそ世界ランク25位のシュティエパネックに先取されたものの、第2セットで1度、第3セットでは2度のブレークを奪うと、2時間8分で逆転勝利を収めた。
2日目に予定されているシングルスでT・ベルディフ(チェコ共和国)と添田が対戦し、その後、ダブルス1試合が行われる。
この他にもレッドグループではアメリカとアルゼンチンの対戦が行われており、C・ベルロク(アルゼンチン)がA・ロディック(アメリカ)に6-2, 6-2で、L・メイヤー(アルゼンチン)がR・ハリソン(アメリカ)に 6-4, 5-7, 6-3で勝利、アルゼンチンが連勝で対アメリカ戦の勝利を決めている。
一方のブルーグループではドイツ対ロシアとセルビア対クロアチアのシングルスが行われており、P・コールシュライバー(ドイツ)がA・ボゴモロフJR(ロシア)に6-0, 6-2で、V・トロイキ(セルビア)がI・ドディグ(クロアチア)に6-3, 7-6 (7-3)で勝利している。
試合を通して6度のブレークに成功し、わずか53分で勝利したコールシュライバーは「試合を通してトップパフォーマンスが出来ました。この大会はドイツチームにとっていつも特別です。ホームですし、他のチームとは違ったプレッシャーがあります。今年もとても強い相手が揃っていますが、タイトルを防衛したいです。」と、意気込みを語っている。
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