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男子テニスの国別対抗戦であるデビスカップ準々決勝、フランスとアメリカの対戦（フランス/モンテカルロ、クレー）は対戦初日の６日、シングルス２試合が行われ、両チームのエースがそれぞれ勝利、１勝１敗で初日を終えた。

この日の第１試合ではフランスのエースであるＪＷ・ツォンガ（フランス）がＲ・ハリソン（アメリカ）に7-5, 6-2, 2-6, 6-2の４セットで勝利すると、続く第２試合ではアメリカのエースとして出場しているＪ・アイズナー（アメリカ）がＧ・シモン（フランス）に6-3, 6-2, 7-5のストレートで勝利している。

シモンは怪我で出場を見送ったＧ・モンフィス（フランス）に代わり急遽、フランス代表として召集を受けていたが、これまでアイズナーに勝利したことはなく、この日もアイズナーの強烈なサーブを攻略することはできなかった。

「とても自信を持ってコートに入れました。」とアイズナー。「とても良いプレーでした。」

土曜日に行われるダブルスでは、アメリカからはＢ・ブライアン（アメリカ）とＭ・ブライアン（アメリカ）が、フランスからはＪ・ベネトー（フランス）とＭ・ロドラ（フランス）が出場する予定となっている。

「２－０で終わりたかったが、１－１でも十分ですし、明日のダブルスが素晴らしいものになるでしょう。」とアメリカ代表監督のＪ・クーリア（アメリカ）。「ジョンはするべきことをした。自分の仕事をやってくれた。」

ダブルス世界ランク１位であるブライアン兄弟は、デビスカップのダブルスでは２００８年以来、敗戦を経験していない。最後にこの兄弟に黒星をつけたのは、ロドラとＡ・クレマン（フランス）のペアだった。

フランス代表監督であるＧ・フォルジュは「もし勝てば、我々の勝利が大きく近づくだろう。もし負ければ、難しくなる。」と、ダブルスについてコメントしている。

フランスと同様にアメリカもベストメンバーではなく、世界ランク９位のＭ・フィッシュ（アメリカ）の代わりにハリソンを収集していた。１９歳のハリソンにとって、消化試合以外でデビスカップに出場するのは初めてとなる。

この日の試合でアイズナーは、試合を通して９本のサービスエースを記録すると、４度のブレークをシモンから奪った。対するシモンは、５本のブレークチャンスがあったものの、１度もブレークに成功することはなかった。

「もっとファーストサーブを決められました。」とアイズナー。「だけど、今日はフォアの調子が良く、それを軸にプレーしました。」

第２セットで４－０とリードを奪ったアイズナーは試合の主導権を握る。ファイナルセットは接戦となったが、シモンは自分のチャンスを生かすことができなかった。

この日の第１試合では、世界ランク６位のツォンガが同６６位のハリソンのアグレッシブなプレーに対し、ポイントを短くプレーすることを強いられたが、自らのリズムを崩すことはなかった。

「彼の弱点は、彼がとても神経質だということです。彼よりも長く我慢すれば、自分のアドバンテージになると思っていました。」と、ツォンガ。

対するハリソンは、第２セット第４ゲームで自らのダブルフォルトをきっかけにツォンガにブレークを許してしまうと、ラケットをコートにたたきつけた。

「あれほどダブルフォルトをしたことはありません。太陽は僕の邪魔をしたし、風も邪魔をしてくれました。」と、ハリソンはコメントしている。

残念ながら敗れたハリソンだったが、彼を起用したクーリアは「彼は荒削りのダイアモンドのようなもの。ライアンはエネルギーを秘めているし、僕の仕事は彼の成長を助けること。」と、期待を込めて語っている。