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テニスのグランドスラムであるUSオープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は大会5日目の2日、男子シングルス2回戦16試合が行われ、第4シードのA・マレー(英国)がR・ハース(オランダ)に6-7 (5-7), 2-6, 6-2, 6-0, 6-4と、2セットダウンからの大逆転で3回戦に進出した。
「普段どおりに足が動かず、多くのボールでポジションに入れませんでした。」とマレー。「なるべく多くのボールを返球するようにして、何ポイントか頑張って第3セットでブレークしました。そこからプレーが良くなりました。それが自分のプレーの大きな部分を占めています。」
ここまでのグランドスラム全てでベスト4以上の成績を残しているマレーだが、いまだにタイトル獲得には至っていない。
2セットを連取された後の第3セットと第4セット、わずか64分でセットオールに追いつくなどハースを圧倒していたマレーは、ファイナルセットでも4-0と大きくリードを奪う。このときハースは足に痙攣を起こしており、勝利も目前と思われた。
しかしハースはトレーナーをコートに呼び足の治療を受けると、ここから4ゲームを連取して試合を振り出しに戻した。
「彼が盛り返してきたときでもパニックになりませんでした。フラストレーションも感じませんでした。」とマレー。「集中力を保ち、流れを変えることが出来ました。」
マレーのサービング・フォー・ザ・マッチとなった第5セット第10ゲーム、マレーのマッチポイントでハースの放ったフォアハンドがアウトとコールされるが、ここでハースがチャレンジ。ボールはわずかにラインに乗っておりウィナーとなる。しかしマレーは続く2ポイントでサービスウィナーを決め、2時間41分で試合に終止符を打った。
あわや敗退のピンチから勝利を収めたマレーは、3回戦で第25シードのF・ロペス(スペイン)と対戦する。1回戦では伊藤竜馬(日本)にストレート勝ちしていたロペスは、V・ポスピシル(カナダ)を5-7, 6-4, 7-6 (7-3), 7-6 (7-5)で下し、3回戦に進出している。
この日はシード勢が順当に勝ち進むなか、地元勢のD・ヤング(アメリカ)が第14シードのS・ワウリンカ(スイス)に7-6 (9-7), 3-6, 2-6, 6-3, 7-6 (7-1)のフルセットで勝利する番狂わせを起こしている。
2005年にはジュニアランキングでトップに立ち、将来を期待されていたヤングであったが、プロ転向後は思うような成績を残せず、今シーズンになって初めてツアーでベスト4入りを果たしていた。
自身2度目となるグランドスラムでの3回戦進出を果たしたヤングは、自身初となる4回戦進出をかけ、第24シードのJ・I・チェラ(アルゼンチン)と対戦する。チェラはこの日、S・ダルシス(ベルギー)を6-2, 6-4, 6-4のストレートで下し、3回戦に進出している。
この他の試合の結果は以下の通り。
R・ナダル(スペイン) (2) ○-× N・マウー(フランス), 6-2, 6-2, 途中棄権
D・フェレール(スペイン) (5) ○-× J・ブレーク(アメリカ), 6-4, 6-3, 6-4
G・シモン(フランス) (12) ○-× G・ガルシア=ロペス(スペイン), 6-4, 6-7 (4-7), 7-5, 6-3
I・クニツィン(ロシア) ○-× J・メルツァー(オーストリア) (17), 3-6, 6-3, 1-6, 6-2, 7-6 (7-5)
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン) (18) ○-× D・ジャンケラ(アルゼンチン), 6-2, 6-1, 7-5
A・ロディック(アメリカ) (21) ○-× J・ソック(アメリカ), 6-3, 6-3, 6-4
F・マイヤー(ドイツ) (26) ○-× J・リスナール(フランス), 6-2, 7-5, 6-2
J・アイズナー(アメリカ) (28) ○-× R・ジネプリ(アメリカ), 6-4, 6-3, 6-4
D・ナルバンディアン(アルゼンチン) ○-× I・リュビチッチ(クロアチア) (30), 6-4, 1-6, 6-3, 6-2
J・ベネトー(フランス) ○-× D・イストミン(ウズベキスタン), 6-4, 6-4, 6-4
A・ボゴモロフJR(ロシア) ○-× R・デュトラ・ダ=シルバ, 6-4, 6-3, 7-5
G・ミュラー(ルクセンブルグ) ○-× E・ガルビス(ラトビア), 3-6, 7-6 (7-4), 6-4, 7-6 (7-5)
今大会の優勝賞金は180万ドル。
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