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松井俊英(46)年齢を重ねても強い秘訣を特別レッスンで一般公開

松井俊英
松井俊英
画像提供: 松井俊英公式サイト
~松井 俊英(46) 年齢を重ねても強い秘訣を特別レッスンで一般公開~

46歳で今も現役の松井俊英プロ。ダブルスでATPチャレンジャー優勝10回、全日本選手権優勝6回など多くの戦績を残し、現在もダブルスATPランキング172位※、JTAランキング5位※のいわば「テニス界の鉄人」だ。シングルスでも「現役最年長ATPランカー記録」の更新を狙える状況にある。(※取材時2025年2月現在。ダブルスATPプロテクトランキング161位も保持)

そんな松井プロが『攻めるテニス』と題して、来る2025年4月26日(土)に一般プレイヤーも参加できるレッスンイベントを開催する。共催は長年コーチングスタッフを務める岩井優大コーチだ。

同年代の中高年のプレイヤーはもちろん、若手・ジュニア・男女問わず2人から学べることは大きいはず。

今回は松井プロと岩井コーチの2人に、強さとレベルアップの秘訣について話を聞いた。




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2025年4月26日(土)
松井俊英プロ×岩井優大コーチ 
レッスンイベント『攻めるテニス』開催

>>詳細はこちら(先着順受付中)
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松井俊英(まついとしひで)

1978年4月19日生まれ。46歳にして今なお現役選手として活躍している。シングルスでは2024年9月まで世界ランキングポイントを保有し、現役最年長の世界ランカーとなった。ダブルスではATPチャレンジャーツアーで10度の優勝を経験。全日本テニス選手権では6度の優勝を飾っている。

デビスカップ 日本代表
アジア大会代表 2006年 銀メダル・2010年 銅メダル
ATPツアー最高成績 シングルスベスト16
グランドスラム シングルス予選出場
全日本選手権 シングルス準優勝 ダブルス優勝6回
ATPチャレンジャー大会 シングルス準優勝 ダブルス優勝10回
日本リーグ 優勝5回 MVP選出3回



岩井優大(いわいまさひろ)

1984年3月13日生まれ。プロテニスコーチ「1人ひとりの目標を叶える」をモットーに、プロ選手、ジュニア、一般プレイヤーまで幅広く指導。中学時代にTTCでテニスを始め、高校では関東テニス協会公認大会優勝などの戦績を残す。18歳からは自身の夢であったコーチに転身。20歳から松井俊英プロのコーチングスタッフとなり、ATPチャレンジャーやATP500大会への帯同も経験。近年は川上倫平プロ、鮎川真奈プロ、袖山穂菜美プロ等、選手のサポートも行いながら、一般プレイヤーやジュニア選手の指導など、レベル、老若男女を問わずレッスン活動を行っている。

~46歳でなお「現役」で戦い続けられる秘訣とは?~



Q:松井プロは2025年の日本テニス協会強化選手に選出されるなど今年も活躍を期待されています。46歳でなお「現役選手」として戦い続けられる秘訣はどこにあるのですか?

松井俊英プロ(以下:松井):まず「身体」が極めて重要なんですよ。テニスはオフシーズンが少ないので、怪我をしないでシーズンを戦い抜けて、そして5年10年と続けていくために、本当に身体が大切ですからコンディション維持は入念にやっています。

岩井優大コーチ(以下:岩井):最近はウエイトトレーニングより、可動域の向上や、インナーマッスル、心肺機能の向上など総合的なバランス調整に力を入れていますよね。

松井:戦い方で言えば、ダブルスでは特に「サーブ」「リターン」という第1打目のショットを大切にしています。だから練習でもプライオリティは第一打目においていくし、その精度が上がるように身体も作っていく。戦術的な細かい練習もあるけど、僕の場合はそれは後に練習していきます。

岩井:松井プロからは、例えばリターン練習なら「ボディをよく狙われるから、このコースにサーブを打って欲しい」など、きっちりリクエストをもらいます。ツアー帯同中も試合中に課題が出ると、必ずその後に練習時間を取って徹底的に解決していくんですよ。

松井:シングルスだと相手は1人だから、リターンがブロック的な形や返球コースが多少甘くなっても勝負にはなる。でも、ダブルスで「返すだけ」みたいな状態になると勝負にならない。返すのはまず絶対必要だけど、攻める気持ちがないと前衛にやられてしまいますよね。

攻め方は色々で、スピンをかけたり、スピードに変化をつけたり、そういう事をすれば相手も嫌だし、ミスしてくれる可能性もある。相手にぶつけるストレートリターン、クロスへの返球、ロブで攻める、チップ&チャージなど様々選択していくわけです。

岩井:松井プロのリターンのバリエーションは守りのイメージよりは「攻めのテニス」ですよね。

松井:そうですね。仲間や関係者からも「気合いが入っている」とか「パッションがある」とかよく言われますよ。特にダブルスは、テンションを上げてパートナーを盛り上げたり、チームの勢いみたいなのを作るには大事な要素だと思います。逆にシングルスは、全ポイント気合い系だともたないので、最近は、特にクールに戦う場面が多いです。


~1人で戦い続けるのは無理。常に謙虚な気持ちで学んでいく。~



Q:松井プロは岩井コーチをはじめ、サポートされる方々とはどんな関係性を作られているんですか?


松井:やっぱり1人で戦い続けるのは無理で、仲間や周囲の存在は大きくて感謝しています。特にプロの世界は、試合に勝ったり負けたり、ランキングが上がったり下がったり状況がどんどん変化するじゃないですか。そんなときにちょっと相談できたり、話せたりする存在というのは心理的に大きいですよね。

それに練習で「ここをやりたいんだけど」という時にサポートしてくれるコーチの存在は非常に重要ですよ。これはプロ選手だけでなく、どのレベルのプレイヤーでも大切なんじゃないかと思います。

自分には長年の経験もあるし、セルフコーチングのスキルもある。だけど、そこで「俺には俺のやり方があるから」っていう頑固なタイプになるとダメだと思うんです。謙虚な気持ちで、後輩のアドバイスやコーチの話を聞いたら1回は試してみる。もちろん、やってみて合わなかったら採用しないこともあるけど、最初から周囲の意見をブロックはしない。


岩井:松井プロは本当にアドバイスをちゃんと聞いてくれるし、実践してくれるんです。それを知っているから、僕もコーチングの時には責任感を持って話しますし、言うべき事はしっかり言わせてもらってます。

松井:岩井コーチはテニスの技術ももちろん高いんだけど、それ以上に心理的なサポート力があるコーチなんです。とにかく優しい。気を遣い過ぎるくらいに相手の事を思いやる。そして、プレイヤーの事を第一に考えて動ける。

選手が勝った時にコーチが脚光を浴びるわけじゃない。でも、彼はそういうことは関係なく「選手に勝って欲しい」「選手に強くなって欲しい」って純粋に思ってるタイプなんですよ。そういう彼の心理的な気持ちに、自分自身も助けてもらったことがありますよ。

~世界最年長ATPランカーへ。まだまだテニスは進化できる。~



Q:松井プロの今後のテニスの目標は?

松井:ATPシングルスでは、僕がもし今年1ポイントでも勝ち取れば、現役最年長ポイント記録の更新を狙える可能性があります。

ATPの担当者によれば、Oren Motevassel選手が47歳6ヶ月で記録したポイントが現在の最年長記録なんですけど、僕は4月19日に47歳になるので、今年の11月以降にポイントを保持すれば世界最年長記録の可能性もある。

シングルスをしっかりプレー出来れば、ダブルスにも生きるので戦っていきますよ。もちろん、ダブルスのATPランキング、JTAランキングも高めていきますし、全日本選手権もありますから、しっかり準備していきます。

岩井:松井プロにはサッカーの三浦知良選手や、スキージャンプの葛西選手のように、ずっと現役で活躍してほしいですね。

松井:時代も進化していますから、今後は40代、50代でも現役で活躍する高年齢のアスリートはもっと増えてくると思います。僕は今でも「ちょっとでも上手くなる」「まだ進化できる」って思って日々やってますよ。

~人と比べて焦る必要はない。自分の世界観を持ってテニスをしよう!~


一緒に練習を行う松井プロ、袖山穂菜美プロ、岩井コーチ

Q:最後に、この記事を読んでくれている若手選手や、一般プレイヤーの方々に是非アドバイスをお願いします。

松井:伸び悩んでいる選手やジュニアに共通しているのは、人と比べて焦ってしまっていること。僕もそうだったけど、周りが活躍した話を聞くと自分と比べちゃうし、ランキングとか戦績とか、SNSを開けばそんなニュースばかりが目に入りますよね。そうすると、どうしても焦りが出て悩んじゃう事があるんですよ。そんな時には、自分の世界観、価値観を大事にして欲しいです。自分の価値観を持っていないと情報に惑わされる。具体的には2年後、3年後といった少し先の目標を大切にする事。来月には・・・とか思うと焦るし、結果が出ないとネガティブにもなる。そうじゃなくて、目標スパンを少し長くして、それでコツコツ努力すればいい。他の人が活躍しても「2年後みてろよ」と思ってればいいんですよ。

岩井:もし今、全力でチャレンジしていて結果が出ない場合は、何かプロセスが合っていない可能性もある。だから時には自分の環境や行動を見直す事も進化の為には必要です。そのためには僕らコーチの力をうまく使ってください。自分に合ったプロセスを見つければ、厳しい状況も楽しくクリアできます。テニスは個性が光るスポーツなので、自分の個性を輝かせていきましょう! 

松井:一般の方で、40代50代と年齢を重ねてきている方は、ちょっとでもいいので身体のケアに気を遣って欲しいですね。練習前日には睡眠時間を少し長く取るとか、そういうちょっとした事でいいです。いつもよりも5分でいいので早くコートにきて、ストレッチで自分の体調と向き合ってみる。それだけで「あれ、今日は疲れているな」とか「ここの筋肉が張っているな、夜はお風呂でマッサージしよう」とか気づきが出てくると、怪我予防にもなるし、テニスをもっと楽しめるようになりますよ。

岩井:テニスはいつから始めても進化できます! だから「テニスが上手くなりたい」と思った時がチャンスです。日々、自分のテニスが変化していくことや新しいことにチャレンジすることに楽しさを感じながらプレーすることが重要です。また人と同じではなく、自分の個性が光るような練習もお勧めします。テニスを通して人生も楽しみましょう。


袖山穂菜美プロにアドバイスする岩井コーチ

松井:「自分を高めたい」とか「もっと勝ちたい」とか、そういう前向きな気持ちの人と一緒にやるテニスは楽しいですよね。 僕も選手として「まだいける」って思ってますし、ここまで長くキャリアを積んできたからには、最後まで僕らしくやっていきたいと思ってます! 


~4月26日(土)松井俊英プロと岩井優大コーチのレッスンイベント開催~



松井俊英プロと岩井優大コーチが『攻めるテニス』と題して、来る2025年4月26日(土)に千葉県白井市でレッスンイベントを開催する。

一般プレイヤーにも惜しみなく上達のコツを伝授する今回のレッスンイベントではプロと打ち合う体験もできる。コートに立てる人数は限定されているから、貴重な機会となるだろう。ぜひ参加してみてはどうだろうか。

初級以上であればレベル分けもあるので問題ない。中高年プレイヤーはもちろん、若手・ジュニア・男女問わず、2人から学べることは大きいはずだ。


>>詳細はこちら(先着順受付中)


<関連リンク>
>>松井俊英 公式サイト

>>松井俊英 インスタグラム

>>岩井優大「出張テニスレッスン」
(2025年4月3日12時00分)

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