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8日から行われる男子テニスの国別対抗戦であるデビスカップ準々決勝、アメリカ対スペイン(アメリカ/テキサス、ハード)の対戦を前に記者会見が行われ、両チームがそれぞれ試合への意気込みを語った。
A・ロディック(アメリカ)のホームであるオースティンで行われる今回の対戦、1万6000人近い地元ファン、さらにはアメリカ勢が得意とするハードコートでの試合と、主にクレーコートでキャリアを積んできたスペイン勢と比べ、アメリカに有利な材料が揃っている。
さらにスペインはエースである世界ランク2位のR・ナダル(スペイン)を欠いた布陣で今回の対戦に臨んでおり、アメリカにとってはまたとないチャンスとなった。
会見が行われた7日は初日の組み合わせ抽選も行われており、第1試合でM・フィッシュ(アメリカ)とF・ロペス(スペイン)が、第2試合ではロディックとD・フェレール(スペイン)が対戦する事となった。
アメリカ代表チームの監督であるJ・クーリア(アメリカ)は「アンディがオースティンに来たことで、本当のホーム・アドバンテージを得ることが出来るでしょう。彼はこの町で一番の有名人だからね。」と、自信を見せた。
2001年からデビスカップに出場しているロディックは、当時10歳だった1992年にアメリカ対スイスの決勝を観戦しており、熱狂的なファンの声援や圧倒的な雰囲気を体験していた。
その思い出があるロディックは「テニスに熱狂している人々がいました。旗を振ったり、あらゆるものを使って。それは、ずっと夢に思っていました。」と、今回の対戦で同じことが起きることを期待した。
今回はナダルが欠場したため、世界ランク6位のフェレールがスペインのエースとなる。
ウィンブルドンで準優勝に終っていたナダルは、2004年、2008年、そして2009年にスペイン代表として母国の優勝に貢献していた。しかし、今回はウィンブルドンから1週間しかない対戦日程に不満をもらし、出場を辞退していた。
アメリカとスペインの両チームメンバーは全てウィンブルドンに出場していた。フィッシュはナダルに準々決勝で敗れ、ロペスは3回戦でロディックに勝利している。またフェレールは4回戦に進出していたほか、B・ブライアン(アメリカ)とM・ブライアン(アメリカ)はダブルスでタイトルを獲得している。
スペイン代表チームの監督であるA・コスタ(スペイン)は「ナダルは間違いなく我々にとって大切な戦力だが、ここにはいません。ここにはデビスカップでの勝ち方を分かっている4人の選手がいます。また経験もあります。彼らは情熱と共にプレーしてくれることでしょう。」と、メンバーへの期待を語った。
またロディックの地元での試合についてコスタは「彼には地元での試合、地元の声援、母国のためのプレーと大きなプレッシャーがあるだろう。」と、牽制した。
今年から代表チームの監督となったクーリアにとって、今回が初のホームでの試合となる。デビスカップの特徴でもある地元開催の利を生かして、今回はフィッシュやロディックが得意とする球足の速いコートサーフェスを選択した。
ウィンブルドンでロディックを破っているロペスは「普通よりも少し速いサーフェスです。しかし、これは我々が想定していたことです。」と、コートの感想を述べている。
ホームチームとしてのアドバンテージについてクーリアは「コート選択権とは、全ての選手に公平なサーフェスを探すことではなく、ルールの中で我々に有利なコートを探すことで、まさにそうしました。」と、コメントを残している。
アメリカとスペインはこれまでに9度対戦しており、スペインが通算5勝4敗で勝ち越している。
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