- 国内最大の総合テニス専門サイト テニス365 - 錦織圭、フェデラー、ナダル、ジョコビッチなどテニスニュース満載。全豪オープン、ウィンブルドン、全仏オープン、全米オープンなどテニス大会特集も！

男子テニスツアーのマスターズ大会であるBNLイタリア国際男子（イタリア/ローマ、賞金総額２７５万ユーロ、クレー）は９日、シングルス１回戦１０試合が行われ、ノーシードのＧ・シモン（フランス）が第１２シードのＡ・ロディック（アメリカ）に6-3, 6-3のストレートで勝利、２回戦に進出した。

この試合のオープニングゲームでブレークに成功したシモンは、そのまま勢いに乗ると、強風が吹き荒れる難しいコンディションの中、世界ランク１２位のロディックから試合を通して４度のブレークを奪い、１時間２２分で勝利を収めた。

「彼は本当に良い動きをしていましたし、十分な試合数をこなしていない上に、今日のようにクリーンにボールを打てないクレーでは特に会いたくない相手でした。」とロディック。「ラリーが始まると、ボールを打つのではなく、フットワークのせめぎ合いとなりました。そのほとんどで、彼の後塵を拝しました。」

この試合でロディックが決めたウィナーの数はわずかに９本、対するシモンは２３本ものウィナーを記録している。また凡ミスの数でもロディックの２７本に対し、シモンは１８本と安定したプレーをしていた。

先週行われたマドリッド大会でも初戦で姿を消していたロディックは、これでクレーシーズンに入ってから２戦２敗と精彩を欠いている。「この数週間は気分が良くなかったけど、今は体調も良いし、問題はありません。言い訳はありません。」と語り、会場を後にした。

今大会の予選を勝ち上がっていた錦織圭（日本）はこの日、第１０シードのＧ・モンフィス（フランス）と対戦する予定であったが、試合前に腎結石を理由に棄権している。またモンフィスも体調不良を理由に試合を棄権している。

この他のシード勢は順当に勝ち上がっており、第１１シードのＭ・フィッシュ（アメリカ）がＳ・ヒラルド（コロンビア）に4-6, 6-2, 6-2で、第１５シードのＶ・トロイキ（セルビア）がＮ・ダビデンコ（ロシア）に6-4, 7-5で勝利している。

この他の試合の結果は以下の通り。

Ｉ・アンドレエフ（ロシア） ○-× Ｐ・リバ（スペイン）, 6-4, 7-5
Ｌ・クボット（ポーランド） ○-× Ｐ・クエバス（ウルグアイ）, 7-6 (7-1), 2-6, 6-2
Ｓ・スタコフスキ（ウクライナ） ○-× Ｖ・ハネスク（ルーマニア）, 6-3, 1-6, 7-6 (8-6)
Ｊ・ニエミネン（フィンランド） ○-× Ａ・マンナリノ（フランス）, 7-5, 2-6, 6-3
Ｘ・マリス（ベルギー） ○-× Ｇ・ガルシア=ロペス（スペイン）, 7-5, 6-2
Ｐ・スタラーチェ（イタリア） ○-× Ａ・ドルゴポロフ（ウクライナ）, 6-3, 6-3
ＪＷ・ツォンガ（フランス） ○-× Ｍ・バグダティス（キプロス）, 6-3, 6-2

今大会の優勝賞金は４３万８０００ドル。