HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
男子テニスの国別対抗戦であるデビスカップのワールドグループ1回戦、チリ対アメリカ(チリ/サンティアゴ、クレー)の初日の対戦カードが発表され、2年ぶりにアメリカ代表として参加するA・ロディック(アメリカ)は、N・マス(チリ)と4日のオープニングマッチで対戦することが決まった。
元世界王者でグランドスラム4勝を達成しているJ・クーリア(アメリカ)が率いるアメリカ代表には、ロディックをはじめ世界ランク32位のJ・アイズナー(アメリカ)、そしてダブルス世界1位のB・ブライアン(アメリカ)とM・ブライアン(アメリカ)が選出されている。
対するチリ代表は、エースである元トップ10のF・ゴンサレス(チリ)を怪我で欠いており、世界ランク150位以内の選手がいないという苦しい布陣となった。
対戦初日の4日は、ロディックと世界ランク241位のマスのオープニングマッチに続き、アイズナーと同165位のP・カプデビル(チリ)のシングルス2試合が行われる。
およそ2年ぶりにデビスカップの舞台に戻ってきたロディックは「出られなくて寂しかったです。メンバーも試合も、大会特有のスピリット全てが懐かしいです。これが復帰を決めた大きな理由ですし、ジムのために戦うことも大きな理由です。」と、この大会にかける意気込みを述べている。
デビスカップ史上最多である32回の優勝を誇るアメリカは、これまでにチリとは4度の対戦があり、その全てで勝利を収めている。
1992年と1995年の優勝メンバーの一人であるクーリアは「アウェイでの対戦はどんな時でもチャレンジとなる。デビスカップではホームチームが好きなコンディションで戦えるから、有利になります。しかし、この標高は4人の素晴らしいサーバーがいるこちらの助けになるでしょう。」と、代表メンバーへの信頼を語った。
一方で長年チリ代表を率いてきたH・ギルデマイスターはアメリカが有利としつつも、地元観客の声援とクレーコートがチームの助けになる可能性があるとした。
「プレッシャーはアメリカの方にあると思いますし、明日の試合ではコート上でプレッシャーを感じて欲しいと思います。明日の試合は、競った内容になれば良いと思います。そうなれば、我々はデビスカップでプレーすることと、普段のツアーでプレーすることの違いを分かっていますから。」
さらにギルデマイスターは「アメリカチームは我々を倒す必要がある。彼らの方がランキングも良いし、素晴らしいダブルスチームもいる。我々の勝ち目は薄いが、そういうことは嫌いではない。」と不敵なコメントを残している。
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.