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女子テニスツアーのGDFスエズ・オープン(フランス/パリ、賞金総額61万8000ドル、ハード)は日曜日に決勝戦を行い、第4シードのP・クヴィトバ(チェコ共和国)が第1シードのK・クレイステルス(ベルギー)を6-4, 6-3のストレートで下して大金星を挙げ、見事な優勝を飾った。クヴィトバは優勝賞金10万3000ドルを獲得した。
クレイステルスは月曜日に発表される最新の世界ランキングで再び女王の座に輝くことになっているが、それを優勝で祝うことはできなかった。
過去2度の対戦でいずれも勝っていたクレイステルスは、試合後、「過去の対戦でも彼女は良いプレーをしていましたが、安定していませんでした。今日は彼女が自分のプレーをしつつ、安定もしていました。だから彼女は勝利に値します。私よりも良いプレーをしていました。」と勝者を称えた。
クレイステルスは最初のマッチポイントをサービスエースでしのいだが、2本目のマッチポイントでクヴィトバが得意とするフォアハンドのウィナーを決め、試合に終止符を打った。
試合後、クヴィトバは「このトロフィーを先週亡くなった祖父に捧げたいと思います。祖父のためにプレーしました。彼のために優勝できてうれしく思います。」と、勝利の裏にあった思いを打ち明けた。
クヴィトバは今季絶好調で、16勝1敗という驚異的な成績を誇っている。また昨シーズンにはWTAの新人賞も受賞している。
試合後の表彰式でクレイステルスは、先輩としてクヴィトバに向けてこう言葉を贈った。「昨年も大変素晴らしいプレーをしていましたが、ここ2カ月であなたはとても力を伸ばしましたね。これからも活躍を期待しています。」
若干20歳のクヴィトバは最新の世界ランキングで14位に躍り出る。彼女のアイドルは、同じ左利きの同胞でウィンブルドンで9勝しているM・ナブラチロワ(アメリカ)だ。
クヴィトバは「キムに対してとてもいいプレーができました。驚いています。速い展開で、攻撃的に自分のプレーをしなければならないことは分かっていました。ポイントを仕掛けにいかなければならない、と思っていました。」と勝因を明かした。
決勝戦では、クヴィトバが強力なサービスと深いショットでクレイステルスを追い込み、クレイステルスは後手に回った。
第1セットでは、第1ゲームで不運なネットインもあっていきなりブレークされてしまったクレイステルスだったが、第2ゲームで見事なバックのダウンザラインへのパスを決めると、1-1のタイに戻す。
しかし、2-2から強烈なバックハンドのリターンエースを決めたクヴィトバは再び3-2とリードすると、そのままリードを生かして第1セットを6-4で奪う。最後はクレイステルスのバックがネットにかかった。
クヴィトバは好調を維持して第2セットの第1ゲームでもブレークに成功、1-0とリードする。
対するクレイステルスは第2ゲームですぐにブレークバックし1-1と追いつくが、3-3から簡単なボレーをミスし、3-4と再びリードされてしまうと万事休す。そのリードを生かしたクヴィトバが第2セットも奪うと、そのまま試合に終止符を打った。
この日のクヴィトバはサービスが好調で、サービスエースは10本を数えた。一方のクレイステルスはわずかに1本にとどまった。
クレイステルスは「彼女のストロークは非常に強力で伸びがあるので、深くまで食い込んできます。彼女が波に乗っている時にそれを打開するのはとても厳しいです。」と脱帽の様子だった。
シングルスの決勝戦の前に行われたダブルス決勝では、B・マテック(アメリカ)/M・ショーネシー(アメリカ)組がV・ドゥシェヴィナ(ロシア)/E・マカロバ(ロシア)組を6-4, 6-2のストレートで下し、優勝を飾った。アメリカペアは、ペアとしては今回が初めての優勝となった。
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