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男子テニスのシニアツアーであるチャンピオンズ・シリーズに、グランドスラム通算11勝を誇るB・ボルグ(スウェーデン)が参戦することが明らかになった。またボルグが初戦に勝利すると、J・マッケンロー(アメリカ)と対戦する可能性がある。
今週の木曜日からボストンで開催されるアウトバック・チャンピオンズ・シリーズには8人がエントリーしており、もしボルグがM・ペンフォーシュ(スウェーデン)に勝利し、マッケンローがM・ビランデル(スウェーデン)を破れば、両者の対戦が実現することとなる。
マッケンローは1981年のウィンブルドン決勝でボルグの6連覇を阻止、さらにUSオープン決勝でも2度ほどボルグを破るなど、両者のライバル関係は1970年代後半から80年代前半にかけてテニスファンを熱狂させた。
およそ10年ぶりに競技に復帰する53歳のボルグは、マッケンローついて「良い関係」と語り、コート上で再開することを望んでいるようだ。
「我々は過去に素晴らしい試合をしてきたし、ネットの向こう側にジョンを見るのはとても特別なことだよ。」とボルグは電話でのインタビューに答えている。
またボルグは、コートの内外に関わらずマッケンローのことを同世代のどの選手よりも尊敬しているという。「彼も同じ気持ちだと思うよ。」
かつてのボルグは1974年から1981年にかけて、11のグランドスラム・シングルスタイトルを獲得している。ウィンブルドンで5連覇、そして全仏オープンでは記録となる6連覇を達成している。またマッケンローとは14度の対戦があり、7勝7敗で星を分け合っている。
2人の対戦で最も有名なのが1980年のウィンブルドン決勝。第4セットのタイブレークをマッケンローが18-16で制したが、ファイナルセットをボルグが8-6で奪い5連覇を達成した。この試合の模様は、その後のウィンブルドンが雨で中断となるたびに繰り返しテレビで放映されるほど。
ボルグはこの試合について、1度だけ見たことがあると明かしている。
「自分で自分の古い試合を観ることはとても珍しいことだよ。自分で自分を見るなんて、それほど良いものじゃないよ。」と語ったボルグであったが、10年前に当時10歳の息子にせがまれて試合を見ることになったという。
「2人とも素晴らしいプレーだった。5セットの試合全てのポイントを座って観たことは最初で最後のことだよ。」
近年、ボルグとマッケンローは親交を深めており、ボルグが試合に出場する大きな理由の一つがマッケンローであったという。「この2~3年、彼に説得され続けられたよ。」とボルグ。
また、このチャンピオンズ・シリーズの創始者でもある元世界王者のJ・クーリア(アメリカ)もボルグを説得し続けた1人だ。「長いことビヨンにプレーしてくれるよう誘っていたし、最近の彼はそれほどプレーしていなかったからね。最後は僕の粘り勝ちだったね。」とコメントしている。
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