HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
女子テニスツアーのファミリー・サークル・カップ(アメリカ/サウスカロライナ、賞金総額70万ドル、クレー)は日曜日に決勝戦を行い、第4シードのS・ストザー(オーストラリア)が第7シードのV・ズヴォナレーワ(ロシア)に6-0, 6-3で勝利、見事クリスタル・トロフィーを手中に収めた。同時にストザーは優勝賞金10万7000ドルを獲得した。
26歳のストザーは昨年10月に大阪で行われたHPジャパン女子オープンでWTAツアー初優勝を飾っており、今大会ではツアー2勝目を記録した。
今回の勝利で世界ランキングでトップ10に入る予定のストザーは、大会史上で最短となる52分という試合時間で優勝に輝いた。
試合後、ストザーは「この大会は大阪の大会より大きい大会。そこで優勝し、しかもクレーコートで1週間いいプレーができ、何も言うことはない。大阪の大会と今大会を比較することはできないけど、規模的に今大会はより大きな大会で、ここでいいプレーができてとてもうれしい。」と喜びを表した。
第1セットのストザーはわずかに5ポイントしか落とさずに同セットを6-0で奪う。
第2セットに入っても勢いを維持したストザーは3-0と大きくリードする。ズヴォナレーワには不満が溜まり、ある場面ではダブルフォルトを犯し、ラケットをコートに3度、叩きつけた。
その後、ズヴォナレーワは3-4まで追い上げるが、ストザーが第8ゲームを奪って5-3とすると、第9ゲームではきっちりサービスをキープし、そのまま試合に終止符を打った。第9ゲームの最初のポイントでは約180kmのサービスエースを決め、ズヴォナレーワを追い込んだ。
25歳のズヴォナレーワは「彼女はとてもいいプレーをしていた。でも私が彼女にいいプレーをさせてしまった面もある。」と悔やんでいた。「色々試してみたけどうまく行かなかった。凡ミスを何本か犯してしまい、守りに入った。」
しかしズヴォナレーワはラケットをコートに叩きつけた後は攻撃的なプレーをしているようにみえた。「変化を与えるためには何かしなくてはいけない。ラケットを壊して、過去30分に起こったことを忘れて、最初からやり直すとかね。」
ストザーはその作戦に動揺しなかったようだ。「試合全体をコントロールしているような感じだった。ブレークを何度もすることができた。それはゲーム数をみてもらえば分かること。」
「決勝でいいプレーができて最高の気分がしている。」
ズヴォナレーワは2年前の今大会でも準優勝に終わっていた。また昨年は右足首を痛め、クレーコート・シーズンを棒に振っていた。そのため11月には手術を受けている。
ズヴォナレーワは「決勝には少しがっかりしている。でも今年のクレーコート・シーズンでいいスタートを切れた。今週の結果には満足すべきよね。」とポジティブな姿勢をみせた。
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.