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女子テニスツアーのBNPパリバ・オープン女子(アメリカ/インディアンウェルズ、賞金総額450万ドル、ハード)は火曜日にシングルス4回戦8試合を行い、第2シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)が第16シードのN・ペトロワ(ロシア)を6-3, 3-6, 6-0で、第4シードのE・デメンティエワ(ロシア)が第19シードのA・レザイ(フランス)を6-3, 6-3で下すなどベスト8が出揃った。
第1セットを先取したウォズニアキだったが、第2セットではペトロワの逆襲を許し試合はファイナルセットへ。その第3セットでは、両者疲れからか第1サーブの確率が下がる中、ウォズニアキは安定したストロークで試合をコントロールし、第1サーブでは86%、第2サーブでも74%と高い確率でポイントを稼ぎ、1度もブレークポイントを与えなかった。
「アップダウンの激しい試合だった。どうなるか分からなかったわ。リズムもあまり良くなかったし、ボールの感触も良くなかった。」とウォズニアキは試合を振り返った。また今大会はすでに第1シードのS・クズネツォワ(ロシア)が敗退し、第2シードの彼女が最上位シード。「プレッシャーは無いわ。この大会が好きだからエンジョイするだけ。」
一方のペトロワは自身のサービスゲームで思うようにポイントが取れず、ファイナルセットでは3度のサービスゲーム全てをブレークされてしまい反撃の糸口をつかめないまま敗れ去った。試合時間は1時間47分だった。
世界ランク4位のウォズニアキは、準決勝進出を懸けて第18シードの鄭潔(中国)と顔を合わせる。鄭潔は主催者推薦で出場のA・モリック(オーストラリア)を6-3, 4-6, 7-6 (7-1)で振り切っての勝ち上がり。鄭潔は年初の全豪オープンで自身初のベスト4入りを果たして、N・リー(中国)と共に中国人旋風を巻き起こしていた。
世界ランク7位のデメンティエワは弱点と言われてきたサーブの強化が表れ、エースも3本記録するなど終始レザイを圧倒。得意のリターンから、ブレークされてもブレークし返す粘りも見せ、わずか68分で同21位のレザイを一蹴した。
「今日は気分良くプレーができたわ。彼女が予想したようなプレーをして来てくれたから。彼女はとても積極的だけど、ボールをフラットに打ってくるから、リズムが作りやすかったの。これまでも何度か対戦しているから、どんなテニスをしてくるか分かっていたから、特に問題はなかったわ。」とデメンティエワは試合を振り返りレザイとの相性の良さを語った。
準々決勝では第11シードのM・バルトリ(フランス)を6-3, 6-2で一蹴した第5シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)と対戦するデメンティエワは「自分次第ね。自分でゲームを作ってエースを取りに行かなければならない。ただコートに立って何か起こるのを待っていては駄目なの。彼女はミスが少ないし、動きも良くて頭の良い選手。だから試合を通して自分がどれくらい積極的にプレーできるかにかかっているわね。」と、3年連続で8強入りを果たしたラドワンスカとの試合へ抱負を語った。
その他の試合では第8シードのS・ストザー(オーストラリア)がディフェンディング・チャンピオンである第12シードのV・ズヴォナレーワ(ロシア)を6-2, 7-5で、第6シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)が第17シードのS・ペア(イスラエル)を6-2, 6-2といずれもストレートで下して8強入りを果たした。
ストザーは第13シードのY・ウィックマイヤー(ベルギー)と6-4, 6-4で倒した第28シードのMJ・マルチネス=サンチェス(スペイン)と、ヤンコビッチはC・スアレス・ナバロ(スペイン)を2-6, 7-6 (7-2), 6-4で破った第28シードのA・クレイバノワ(ロシア)とベスト4入りを懸けて戦う。
今大会の優勝賞金は70万ドル。
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