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男子テニスツアーのPBZザグレブ・インドア(クロアチア/ザグレブ、賞金総額45万ユーロ、ハード)は木曜日にシングルス2回戦残り5試合が行われ、2連覇を狙う第1シードのM・チリッチ(クロアチア)が順当に準々決勝へ駒を進める中、第2シードのI・リュビチッチ(クロアチア)が敗れる波乱が起きた。
先に行われた全豪オープンで、自身初のグランドスラム大会でのベスト4入りを果たし、最新の世界ランキングで10位とトップ10入りしたチリッチは、この日は自分のサービスゲームではわずか7ポイントしか奪われず、12本のサービスエースを記録するなど、D・ケレラー(オーストリア)を6-2, 6-1と57分で一蹴し、2連覇へ一歩前進した。
ディフェンディング・チャンピオンでもあるチリッチは、ベスト4入りをかけて第7シードのI・カルロビッチ(クロアチア)との同胞対決を行う。この日の試合でカルロビッチは、予選勝者のA・シドレンコ(フランス)との接戦を7-6 (7-4), 7-6 (10-8)で制しての勝ち上がり。208cmの長身から繰り出す強烈なサーブが武器のカルロビッチは、この日も21本ものエースを記録し、粘るシドレンコを1時間51分で退けた。
一方、同じ地元クロアチア出身の先輩で第2シードのリュビチッチが敗れる波乱があった。その波乱を演出したのはL・ラコ(スロバキア)で、7-6 (7-3), 5-7, 7-6 (7-5)の大接戦の末の勝利だった。元世界ランク3位のリュビチッチだったが、この日は6本のダブルフォルトを犯すなど、第2サーブで思うようにポイントが取れず苦しみ、ラコが2時間37分のマラソンマッチを制した。
ラコは、この日同じく第6シードのB・ベッカー(ドイツ)を1-6, 7-6 (7-4), 7-6 (8-6)の逆転で下す金星をあげたP・ペッツシュナー(ドイツ)と準々決勝を行う。1度のブレークも許さなかったベッカーだったが、接戦となった第2、第3セットではタイブレークで好プレーを見せたペッツシュナーの前に、2時間16分で敗れ大会を後にした。
残りの試合では、M・ベレー(ドイツ)が主催者推薦のP・イェレニッチを6-4, 6-3のストレートで倒し、準々決勝へ駒を進めた。ベスト4入りをかけて第4シードのV・トロイキ(セルビア)と準々決勝で顔を合わせる。
今大会の優勝賞金は6万8450ユーロ。
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