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男子テニスツアーのスイス・インドア（スイス/バーゼル、賞金総額１７５万５０００ドル、インドアハード）は３日、シングルス１回戦７試合を行い、世界ランク３位で第２シードのＮ・ジョコビッチ（セルビア）が同３３位のＡ・ベック（ドイツ）を6-3, 7-5と１時間２６分のストレート勝ちで退け、順当に２回戦へ駒を進めた。

この日、１０本のサービスエースを叩き出したジョコビッチは、第１セットで１度ブレークを許すもベックから２度のブレークを奪い先取。第２セットは両者サービスキープを続けたが、粘るベックから第１１ゲームでブレークを奪いそのまま試合に終止符を打った。これでジョコビッチは、今季ツアーベストとなる６７勝利目を記録した。

順当に勝ち上がると決勝戦で地元のヒーローである第１シードのＲ・フェデラー（スイス）との対戦となるジョコビッチは、そのフェデラーの祖国スイスで手厚い歓迎を受けて満足しているとコメントしている。２回戦では予選勝者のＰ・ルクザック（オーストラリア）を6-3, 6-4のストレートで下したＪ・ヘルニチ（チェコ共和国）と対戦する。

地元からの主催者推薦で出場のＭ・キウディネッリ（スイス）は、観客の声援を味方に付け、第８シードのＰ・コールシュライバー（ドイツ）を7-6 (7-5), 3-6, 7-5で下す金星を挙げた。世界ランク７３位のキウディネリは同２６位のコールシュライバーに対し獲得ポイントでは９５対１０８と下回ったが、重要な場面でポイントを奪い勝利を導いた。２回戦ではＤ・ケレラー（オーストリア）を3-6, 6-2, 7-5の逆転で下した予選勝者のＭ・ラマーと対戦する。

その他の試合では、予選勝者のＥ・コロレフ（ロシア）がＳ・ボレッリ（イタリア）を3-6, 7-6 (7-4), 6-2の逆転で、Ｖ・トロイキ（セルビア）がＢ・ベッカー（ドイツ）の6-2, 7-6 (7-5)、Ｊ・ニエミネン（フィンランド）もＪ・ベネトー（フランス）を7-5, 6-2とストレートで下し２回戦へ進んだ。

２回戦では、コロレフは第７シードのＪ・ブレーク（アメリカ）とＪ・シャーディ（フランス）の勝者と、トロイキは第４シードのＭ・チリッチ（クロアチア）とＰ・ペツシュナーの勝者と、ニエミネンは第６シードのＳ・ワウリンカ（スイス）とＩ・リュビチッチ（クロアチア）の勝者とそれぞれ対戦する。

今大会の優勝賞金は２９万１７００ユーロ。