HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
女子テニスツアーのハンソル韓国オープン(韓国/ソウル、賞金総額22万ドル、ハード)は27日に決勝戦を行い、日本期待のクルム伊達公子(日本)が第2シードのA・メディーナ=ガリゲス(スペイン)を6-3, 6-3のストレートで下し、見事に優勝を飾った。クルム伊達は優勝賞金3万7000ドルを獲得した。
28日で39歳になるクルム伊達は、その誕生日前夜にWTAツアー復活優勝という大きなバースデー・プレゼントを手にした。オープン化以降のツアーでは、B・ジーン・キング(アメリカ)が39歳7カ月23日で優勝しており、今回のクルム伊達の優勝はそれに続く高齢での優勝となった。
試合後、クルム伊達は「もちろんとっても幸せです。テニスはプレーしてみなければ何が起こるか分からない、ということを試合後、再認識しました。」と話している。
クルム伊達のWTAツアーでの優勝は、1996年8月のサンディエゴでの大会以来、13年ぶりのことで、ツアー8勝目を記録した。クルム伊達は世界4位までのぼり詰めた後、1996年に引退。昨年、正式にカムバックした。
今大会のクルム伊達は、準々決勝で世界ランク21位の第1シードD・ハンチュコバ(スロバキア)を7-6 (7-3), 4-6, 6-4で下し、準決勝では昨年優勝のM・キリレンコ(ロシア)を3-6, 6-2, 6-4で下していた。
クルム伊達は「とりわけ、夫の愛情が勝利の大きな要因でした。」と話している。
一方、敗れたメディーナ=ガリゲスは、今週のプレーに満足しており、またクルム伊達を称えている。「とても幸せよ。正直言うと、あまり自信がないまま韓国に到着していたの。決勝まで進めてよかった。公子は非常にいいプレーをしていた。」
今回の優勝でクルム伊達は、今後数年間はプロとして戦える自信もつけたようだ。「体力面では、今後5年間は問題ないと思います。しかし結婚もしているし、子どもも欲しいし、やるべきこともたくさんあります。でもあと2年はプレーできると思っています。」
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.