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女子テニスツアーの韓国オープン(韓国/ソウル、賞金総額22万ドル、ハード)は23日、シングルス1回戦残り2試合と2回戦4試合が行われ、クルム伊達公子(日本)が主催者推薦のY・リーを6-3, 6-4のストレートで下し、復帰後WTAツアー初勝利を飾った。
この日クルム伊達は、4本のダブルフォルトを犯すも得意のリターンで攻め、リーに1度ブレークを許しながらも3度のブレークを奪い終始試合をリード。1時間27分で初戦突破を決め、今季からグランドスラムに加えWTAツアーへ積極的に参戦しながらも、なかなか得られなかったツアー初勝利を手にした。クルム伊達がWTAツアーで勝ち星を挙げたのは、1996年に世界ランク4位として出場したツアーチャンピオンシップでM・セレス(アメリカ)に勝って以来となった。
観客席では夫のミカエル・クルム氏が見守る中、世界ランク564位で主催者推薦のリーを終始圧倒。24日にはベスト8入りを懸けて、第5シードのA・クレイバノワ(ロシア)との2回戦に臨む。
試合後、クルム伊達は「(勝つまでに)9ヶ月かかりました。たくさん負けましたが、ほとんどトップ50選手が相手のタフなドローでした。今回もタフでしたが、私はいつも1回戦は1回戦だと考えています。WTA(ツアー)でもITF(の下部大会)の試合でも。だから、自分のベストを尽くして自分のプレーに集中するだけです。」と笑顔で語った。
残りの1回戦には森田あゆみ(日本)が登場したが、第1シードのD・ハンチュコバ(スロバキア)に4-6, 6-4, 2-6で惜しくも敗れ、初戦で姿を消した。ハンチュコバは6本のサービスエースをたたき出すなど、第1サーブでは70%と高い確率でポイントを獲得し、2時間11分で森田を退けた。2回戦ではC・シーパース(南アフリカ)と8強入りを懸けて戦う。
この日はシングルス2回戦4試合も行われ、第2シードのA・メディーナ=ガリゲス(スペイン)がM・ショーネシー(アメリカ)を6-3, 6-1のストレートで一蹴。順当にベスト8入りを決めた。準々決勝では第8シードのS・バンマー(オーストリア)から6-1, 7-5の金星を上げたM・リバリコワ(スロバキア)と対戦する。
第6シードのA・パブリュチェンコワ(ロシア)もY・チャン(台湾)に6-2, 4-6, 1-6の逆転で敗れ、上位進出とは行かなかった。チャンは、予選を勝ち上がったK・チャン(台湾)を6-7 (5-7), 6-4, 6-3の逆転で倒したA・グローネフェルド(ドイツ)とベスト4入りを懸けて戦う。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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