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ウィンブルドン大会第9日目の2日、男子シングルス準々決勝4試合が行われ、第1シードのR・フェデラー(スイス)をはじめ、第2シードのR・ナダル(スペイン)とM・サフィン(ロシア)が準決勝に駒を進めたが、残るR・シュトラー(ドイツ)とA・クレマン(フランス)の対戦は、日没のため順延となった。
センターコート第1試合に登場したフェデラーは、M・アンチッチ(クロアチア)を6-1, 7-5, 6-4のストレートで下し、大会6連覇にあと2勝と迫った。
試合は第2セット途中から降り出した雨による中断をはさんだが、1本のブレークポイントも与えずに快勝したフェデラーは、「サーブがすごく良かった。サービスエースが出るとすごく助かるよ。途中の雨ですこし勢いを奪われたけど、再開後も良いプレーが出来た。」とコメント。
この日のフェデラーは、第1セットでは6本のサービスエースを叩き込み、凡ミスは2本だけと、わずか20分でセットを取るなど絶好調で、マッチポイントもノータッチエースで締めくくるなど、わずか1時間41分で準決勝進出を決めた。
グラスコードでの連勝記録を64としたフェデラーは、「昨年までと同じような良いプレーが出来ている。僕のプレースタイルは芝に合っているし、今後どういったプレーをしても、5年から10年はこの大会で優勝するチャンスがあると思う」と、芝のコートへの絶対的な自信を語った。
そのフェデラーと準決勝で対戦するのは、ノーシードのサフィンに決まった。サフィンは、第31シードのF・ロペス(スペイン)を3-6, 7-5, 7-6 (7-1), 6-3の逆転で下し、初のウィンブルドン準決勝進出を果たした。
元世界ランク1位のサフィンは、これが2005年の全豪オープン以来のグランドスラム準決勝進出だが、奇しくも、その時の準決勝の相手もフェデラーであった。その準決勝でフェデラーを破ったサフィンはそのまま優勝し、グランドスラム2勝目を挙げている。
一方、第2シードのナダルは、地元の期待を背負った第12シードのA・マレー(英国)を6-3, 6-2, 6-4のストレートで下し、準決勝へ進出した。
相手が地元期待のマレーとあって、ほぼ全ての観客の敵に回していたナダルであったが、まるで関係ないかのようなプレーを見せ、1時間55分で勝負を決めた。「ベストマッチだった。常に攻撃的なプレーを心がけて、フォアハンドは力一杯打てた。」
ナダルから1本のブレークチャンスも奪えずに敗退したマレーは、「ナダルはすごくチャンスがあると思う。もし彼が今日の様な良いプレーをしたら、彼は優勝にすごく近づくと思う。彼はここまでずっと良いプレーをしている。去年も優勝できそうだったけど、今年はもっと良いプレーをしている。」と、脱帽するしかなかった。
ナダルは、決勝進出を懸けて、R・シュトラーとA・クレマンの勝者と対戦する。シュトラーとクレマンの試合は、シュトラーから6-3, 5-7とセットオールになったところで、日没のため順延となっている。
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