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マスターズ・シリーズ・モンテカルロ(モナコ、賞金総額360万ドル、クレー)は日曜日に決勝を行い、第2シードのR・ナダル(スペイン)が第1シードのR・フェデラー(スイス)を7-5, 7-5で下し、見事優勝を飾った。両者の、今大会の決勝での顔合わせは3年連続で、これでナダルが3連勝となった。
また、今回の優勝で、ナダルは4連覇を達成した。今大会での4連覇は、オープン化以降、初めてのことで、それ以前には1911~14年に、ニュージーランドのA・ワイルディングが4連覇を達成している。
優勝賞金57万2千ドルを獲得したナダルは「4連覇できたなんて信じられない。」と驚きの様子をみせた。
「キング・オブ・クレー」とも呼ばれる21歳のナダルは、これで2005年以来、クレーでの戦績を112勝3敗とした。また最近のクレーでの98試合中、97勝を挙げており、1敗は、昨年5月のハンブルクの大会決勝でフェデラーに敗れたもの。
これで両者のクレーでの戦績は、ナダルの7勝1敗となった。また通算戦績でも、ナダルが9勝6敗と一歩リードを広げた。この15回の対戦のうち、ATPツアー決勝での対戦は実に11回にも及ぶ。
ナダルはこの9カ月間、優勝から見放されていたが、今回の優勝で、ツアー24勝目、クレーでは19勝目を挙げた。
決勝のナダルは、第1セットを7-5で奪った後、第2セットで0-4ダウンとリードされる。そこから3-4まで盛り返し、第8ゲームのフェデラーのサービスで、フェデラーが4本連続でミスを犯してブレークに成功、4-4と追いついた。
フェデラーは「まあまあのプレーはしていたと思う。でも第2セットのプレーはベストのプレーではなかった。でも彼(ナダル)はタフだし、クレーの王者だから、優勝に値すると思う。」と勝者を称えた。
一方のナダルは「第2セットを落とすと思っていた。でも第3セットを考えて、0-6や1-6ではなくて、2-6で落とそうと思っていた。」と話した。
決勝はブレーク合戦になり、フェデラーは6度、ナダルは4度、それぞれサービスをブレークされた。
ナダルは「1ポイント1ポイントに集中した。彼(フェデラー)はいいプレーをしていたからね。コートの外からではなく、中でポイントを取りに行くようにした。」と話した。
フェデラーは「何度もブレークされてしまったのは残念。でも彼のサービスゲームをブレークできたのはよかった。」と試合を振り返った。
来週、ナダルはバルセロナで開催されるオープン・サバデル・アトランティコに出場する。ナダルは同大会でも3連覇中で、今大会に続き4連覇を達成できるか、注目が集まる。
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