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（中国、北京）

チャイナ・オープン（賞金総額６０万ドル、ティア２）は、水曜日にシングルス１回戦の残り２試合と２回戦を行い、先週のバリで復帰第１戦で見事な優勝を上げたＬ・ダベンポート（アメリカ）が１回戦に登場し、予選から勝ち上がったＪ・ディティ（アメリカ）を6-0, 6-2の圧勝で勝利し好調を維持して２大会連続優勝へ１歩前進した。

３度のグランドスラム優勝を誇る３１歳のダベンポートは、出産のため約１年間ツアーから離れていたが、この日はわずか４８分で試合に終止符を打った。２回戦では月曜日に勝利を上げている第８シードのＥ・ダニリドー（ギリシア）と対戦する。もう１つの１回戦では、伸び盛りのＴ・パスゼック（オーストリア）がベテランのＪ・クレイバス（アメリカ）を6-3, 6-3で下して２回戦進出を決めた。

今大会トップ・シードで出場のＳ・クズネツォワ（ロシア）は、この日の２回戦を前に腹筋の怪我を理由に欠場を申し入れた。１回戦が免除されていたクズネツォワは、これが今大会の初戦だったため、ラッキー・ルーザーとしてＭ・エミリア＝サレルニが代わって試合に登場し、Ａ・スピアーズを6-2, 7-5で下しベスト８入りを果たした。同じくこの日の２回戦が初戦となった第３シードのＡ・モレスモ（フランス）も、Ｉ・オラル（ルーマニア）を6-2, 6-2で一蹴して順当に準々決勝へ進出した。

一方、第５シードのＭ・ヒンギス（スイス）も２回戦を行ったが、地元の声援を受けるＳ・ポン（中国）に5-7, 1-6と良いところなく敗れる波乱に見舞われた。１回戦ではスン・ティエンティエン（中国）を危なげなく退けたヒンギスだったが、これで８大会連続でベスト８入りを逃す結果となった。

第６シードのＡ・サバイ（ハンガリー）はＤ・リブルコワを7-6(7-4), 6-4のストレートで下し８強入りに成功した。

今大会の優勝賞金は８万８千２６５ドル。