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(ドイツ、シュトゥットガルト)
メルセデス・カップ(賞金総額88万8千ドル、クレー)は土曜日に準決勝を行い、世界2位で第1シードのR・ナダル(スペイン)が同胞のF・ロペス(スペイン)を6-1, 7-5を下し、見事決勝進出を決めた。
ナダルは相手にブレークポイントを握らせないという強さを見せつけ、今季の成績を55勝8敗に、ロペスとの対戦成績を2勝1敗とした。2勝はクレーでのもの。
2005年4月以降、クレーの試合で93戦92勝を誇るナダルは、2005年の今大会で優勝したが、昨年は欠場しており、大会2度目の決勝進出を果たした。
「この大会は僕にとって今シーズン最後のクレー大会。いい成績で終われば来年への自信につながる大事な大会だ。」と、有終の美を目指すナダル。なお、これでナダルはクレーでは16大会連続で決勝進出を果たしたこととなる。
ナダルは今季出場したクレーの5大会中、4大会で優勝している。唯一の負けは、5月のハンブルグの大会の決勝で世界1位のR・フェデラー(スイス)に敗れたもの。
しかしその後ナダルは、全仏オープン決勝でフェデラーに雪辱を果たし、3連覇を飾っている。しかし今月初めのウィンブルドン決勝では芝の王者フェデラー相手にフルセットまで持ち込んだものの、惜しくも準優勝に終わった。
ナダルは決勝でS・ワウリンカ(スイス)と対戦する。
22歳のワウリンカは第7シードのJ・I・チェラ(アルゼンチン)を6-7(2-7), 6-4, 6-1で振り切り、自身1年以上ぶりのツアー決勝進出を決めた。今季は膝の手術で3か月を棒に振っていた。
ワウリンカは「怪我をしており、そんなに試合に勝っていなかったから、決勝に来れたことが信じられない。決勝戦でナダルとクレーコートで闘えるなんて。」と喜びを表わした。「僕は失うものは何もない。彼(ナダル)がクレーでは無敵なことは知っているけど、僕はただプレーに集中し、決勝を楽しむだけだね。」
両者はこれまで全豪の3回戦で1度だけ対戦があり、そのときはナダルがストレート勝ちを収めている。
今大会の優勝賞金は18万4,089ドル。
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