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米国の男子テニス界を支えてきたアガシの最後の大会。負ければ現役生活が終わる36歳のスター選手は苦しみながらも、2万4000人近い観衆の声援を励みに1回戦を突破した。「特別な気持ち。コントロールするのが難しい」と、感無量の様子だった。
4大大会をすべて勝つ男子で史上5人目の偉業を成し遂げた体も衰えた。故障などで、ことしは試合出場も少ない。ショットは正確さを欠き、サービスゲームを苦しみながらキープした。
第1セットを落とし、気をもむ観客は声を大きくした。その雰囲気の盛り上がりを味方にした。「声援で、苦しい状況を何度もくぐり抜けてきた」。1セットずつ取った後の第3セットは0-4から追いつき、タイブレークでものにした。マッチポイントでは観客は総立ちで手をたたいた。
21年連続出場で、優勝は1994、99年の2度だけだが、それ以上に記憶に残る選手。昨年も前評判は高くなかったが、フルセットで何度もしぶとく勝ち準優勝した。
2回戦の相手は、全豪オープン準優勝のマルコス・バグダティス(キプロス)と手ごわい。だが、試合後のコート上でのインタビューで「2週間プレーするよ。(決勝を含め)あと6試合だ」と冗談めかして言い、スタンドを沸かせた。“さよならパーティー”は続く。(共同)(了)
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