アルカラス4強「過酷な状況、大好き」

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勝利したアルカラス
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのシンシナティ・オープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)は日本時間16日(現地15日)、男子シングルス準々決勝が行われ、第2シードのC・アルカラス(スペイン)が第9シードのA・ルブレフを6-3, 4-6, 7-5のフルセットの激闘の末に破り2年ぶり2度目のベスト4進出を果たすとともに、ATPマスターズ1000での連勝を15に伸ばした。

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22歳で世界ランク2位のアルカラスが同大会に出場するのは5年連続5度目。最高成績は2023年の準優勝となっている。

今大会は初戦の2回戦で世界ランク56位のD・ジュムホール(ボスニア)、3回戦で同72位のH・メジェドビッチ(セルビア)、4回戦でラッキールーザーで本戦入りした同98位のL・ナルディ(イタリア)を下し8強入りした。

27歳で世界ランク11位のルブレフとの顔合わせとなった準々決勝の第1セット、アルカラスは要所を抑え相手にブレークポイントを1度も与えず、リターンゲームでは2度のブレークポイントをいずれもものにし先行する。

しかし第2セット、アルカラスはルブレフのサービスを崩せずリターン時にわずか3ポイントしか獲得できずにいると、第7ゲームでブレーク奪われ1セットオールに追いつかれる。

迎えたファイナルセット、アルカラスは第8ゲームで先にブレークに成功するも、直後の第9ゲームでブレークバックを許す。それでも終盤の第12ゲームでアルカラスはこのセット2度目のブレークを果たし、2時間17分の激闘を制した。

アルカラスはこれでATPマスターズ1000において、連勝を15に伸ばすとともに、12度目の準決勝進出を果たした。

男子プロテニス協会のATPは公式サイトにアルカラスのコメントを掲載している。

「(第2セットを落とし追いつかれたが)とにかくその瞬間を受け入れること、第3セットで戦うこと、そして本当に厳しい戦いになることを理解すること。それが大好きなんだ。過酷な状況だったけど、そのエネルギーの中でプレーするのが大好き。こういう経験をすることができて本当に幸せ。だから、そういう瞬間にはただそれを思い出すようにしている」

「第2セットで何度か集中力が途切れてしまったが、常に前向きな気持ちでプレーできた。アンドレイ(ルブレフ)のような選手と対戦する場合、2、3ポイント集中力を失うと、セットを落としたり、試合に負けそうになることもある。僕は精神的に強くあり続けることができた。それが一番誇りに思える点だ」

勝利したアルカラスは準決勝で第3シードのA・ズベレフ(ドイツ)と第5シードのB・シェルトン(アメリカ)の勝者と対戦する。


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(2025年8月16日8時31分)
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