綿貫陽介 快進撃の影に新コーチ

男子プロテニス協会のATPは９日、世界ランク３４９位の綿貫陽介のインタビューを掲載。綿貫は現在、元世界ランク６位のＷ・フェレーラ（南アフリカ）を試験的にコーチとしていることを明かした。

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２６歳の綿貫は現在BNPパリバ・オープン（アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000）に出場中。同大会には予選から出場し、２試合に勝利して本戦入りすると、本戦１回戦では世界ランク８２位のＡ・ブブリク（カザフスタン）を下し初戦を突破。２回戦は第１９シードのＴ・マハツ（チェコ）の途中棄権により３回戦に駒を進めた。

そして日本時間１０日（現地９日）に行われた３回戦では、第１６シードのＦ・ティアフォー（アメリカ）と対戦。両者は２０２３年のマイアミ・オープン（アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000）２回戦でも対戦しており、このときはティアフォーが勝利していたが、今回の対戦では綿貫が6-4, 7-6 (8-6)のストレートで勝利し「ATPマスターズ1000」で初のベスト１６進出を果たした。

綿貫は現在、２０２３年のマイアミ・オープンではティアフォーのコーチを務めていた元世界ランク６位のフェレーラを試験的にコーチとしている。綿貫はその経緯をATPに語った。

「マイアミでフランシス（ティアフォー）と対戦したとき、彼（フェレーラ）はフランシスのコーチでした。コーチボックスにいる彼を見ました。それ以降は彼と話をしたりしていませんでしたが、彼の試合観戦の仕方がとても好きでした」

「彼は落ち着いていて、とても真面目で、いい人そうに見えました。日本テニス協会の人に尋ねたところ、ウェイン（フェレーラ）さんにメッセージを送ってくれて、僕は電話番号を入手して電話しました」

フェレーラは今大会と１９日に開幕するマイアミ・オープン（アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000）まで試験的に綿貫に帯同する。まだ正式なコーチではないが、綿貫とフェレーラのタッグは順調な滑り出しをみせている。

なお、綿貫は４回戦で世界ランク４３位のＴ・フリークスポール（オランダ）と対戦する。フリークスポールは３回戦で第２９シードのＧ・ペリカー（フランス）を下しての勝ち上がり。


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