ジョコ連敗「状況変わってる」

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敗れたジョコビッチ
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は日本時間9日(現地8日)、シングルス2回戦が行われ、第6シードのN・ジョコビッチ(セルビア)はラッキールーザーで本戦入りした世界ランク85位のB・ファン・デ・ザンスフルプ(オランダ)に2-6, 6-3, 1-6のフルセットで敗れ2大会連続で初戦敗退となるとともに、7年ぶりとなるマッチ3連敗を喫した。ジョコビッチは試合後「ここ数年は明らかに状況が変わっている」と語った。

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37歳で世界ランク7位のジョコビッチは今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で4強入りしたものの、脚の負傷により準決勝を途中棄権。その後2月のカタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、ATP500)で約1ヵ月ぶりに復帰したが、1回戦でM・ベレッティーニ(イタリア)に屈し初戦敗退となった。

そのジョコビッチがBNPパリバ・オープンに出場するのは2年連続16度目。過去3連覇を含む5度の優勝を経験している。今大会はシード勢が1回戦免除のため、ジョコビッチは2回戦が初戦となった。

迎えた2回戦、ジョコビッチは試合を通じて37本のアンフォーストエラーを犯すなど精彩を欠く。第2セットは獲得したジョコビッチだったが、第1セットとファイナルセットでは各セット2度のブレークを許し、2時間1分で力尽きた。

ジョコビッチはこれで2大会連続で初戦敗退。また、2018年に全豪オープン、BNPパリバ・オープン、マイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)の3大会で3連敗を喫して以来、7年ぶりにマッチ3連敗を記録した。

男子プロテニス協会のATPは公式サイトに試合後のジョコビッチのコメントを掲載している。

「みてとおりここ数年は明らかに状況が変わっている。望むレベルでプレーするのに苦労している。たまに良いトーナメントもあるが、ほとんどは挑戦になっている。僕にとっては苦労の連続だ」

「このような瞬間に備えることはできないと思う。経験して、できる限り最善の方法で対処しなければならない」

「第3セットの最初の3、4ゲームはかなり接戦だった。チャンスはあった。ただ、ひどいミスをいくつかしてしまった。第3セットの序盤は、ほとんどのポイントで優位に立てたと思っていた」

「この試合を振り返ってみると、何ができたかが少しわかると思うが、彼(ファン・デ・ザンスフルプ)は僕のサービスを打ち破る素晴らしいプレーをした。でも、あのような状況に自分を追い込んでしまったことは、許されるべきではない」

現在シングルスでツアー通算優勝回数が99回となっているジョコビッチ。大台となる100回目の優勝まであと1つに迫りながら足踏みが続いている。

ジョコビッチは今後、19日に開幕するマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)に出場する予定。

一方、勝利したファン・デ・ザンスフルプは3回戦で第25シードのF・セルンドロ(アルゼンチン)と対戦する。セルンドロは2回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク109位のM・マクドナルド(アメリカ)を下しての勝ち上がり。


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