5時間越死闘制し全仏OP初白星

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マドリッドOPでのアンドレア・ババソリ
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テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は30日、男子シングルス1回戦が行われ、予選を勝ち上がった世界ランク148位のA・ババソリ(イタリア)が第31シードのM・キツマノビッチ(セルビア)を5-7, 2-6, 7-6 (10-8), 7-6 (7-3), 7-6 (11-9)の逆転で破り、大会初白星を飾るとともに初戦突破を果たした。

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28歳のババソリは昨年、全仏オープン予選に初出場。予選1回戦を突破したものの2回戦で敗れている。

この日の第1セット、ババソリは第2ゲームで1度のブレークチャンスを握るも活かせず。その後はサービスキープが続くと終盤となった第11ゲームでブレークを許し、先行される。

続く第2セット、第1ゲームでブレークを許したババソリ。その後もブレークチャンスを握られると終盤で3ゲームを連取され、セットカウント0-2と後がなくなる。

それでも第3セット、第3・第7ゲームと先にブレークを許すも直後の第4・第8ゲームでブレークバックに成功。タイブレークにもつれ込むと4度のマッチポイントを全て凌ぎ、セットカウント1ー2と追い上げる。

そして第4セット、ババソリは第5ゲームでブレークに成功しゲームカウント5-4とリード。直後の第10ゲームでブレークバックを許すも第11ゲームで再びブレークを奪う。しかし、第12ゲームで再びブレークバックされ、第3セット同様にタイブレークへ。ババソリは3度のミニブレークに成功し、2セットオールに追いつく。

迎えたファイナルセット、第1ゲームでブレークを許したババソリ。その後は互いにサービスキープが続き第10ゲームでキツマノビッチがサービング・フォー・ザ・マッチを迎える。ババソリはここでブレークバックに成功し、この試合3度目のタイブレークにもつれ込む。

タイブレークでは互いにミニブレークを奪い合う展開となるも9-9から2ポイントを連取したババソリが5時間10分に及ぶ死闘を制した。

勝利したババソリは2回戦で世界ランク231位のGA・オリヴィエリ(アルゼンチン)と対戦する。オリヴィエリは1回戦、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した同237位のG・ムペシ ペリカール(フランス)を7-6 (7-3), 4-6, 4-6, 7-5, 6-1のフルセットで下しての勝ち上がり。

同日には第4シードのC・ルード(ノルウェー)、第16シードのT・ポール(アメリカ)、第22シードのA・ズベレフ(ドイツ)、第27シードの西岡良仁らが2回戦に駒を進めている。

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(2023年5月31日7時38分)
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