テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は30日、男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク121位のダニエル太郎が20歳で同159位のT・ポール(アメリカ)に6-1, 4-6, 4-6, 6-2, 6-2のフルセットで勝利し、大会初勝利をあげた。
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この試合は29日に行われる予定だったが、雨による悪天候のため、30日に順延となっていた。
この日、わずか1ゲームしか与えず24分で第1セットを先取したダニエル太郎だったが、第2セットではブレークポイントを握ることが出来ずにこのセットを落とし、セットカウント1-1に。
続く第3セットも2度のブレークを許して落としたダニエル太郎だったが、第4セットでは再び息を吹き返してこのセットを奪い、勝負の行方はファイナルセットへ。
ファイナルセットも互いに譲らぬ展開となったが、ダニエル太郎が第4ゲームで先にブレークに成功。そのままリードを守りきって勝利を掴んだ。
2回戦では、第1シードのR・ナダル(スペイン)と対戦する。ナダルは、1回戦で世界ランク85位のD・ラヨビッチ(セルビア)をストレートで下しての勝ち上がり。
今季、ダニエル太郎は3月のコパ・シティ・ティグレ(アルゼンチン/ティグレ、ハード、ATPチャレンジャー)でタイトルを獲得し、エストリル・オープン(ポルトガル/エストリル、レッドクレー、ATP250)で約3年ぶりにツアーでベスト8に進出。その他チャレンジャー2大会で準優勝を飾っている。
その他の日本勢では、世界ランク44位の杉田祐一が同日の1回戦で、同331位のG・ブランカノ(フランス)をストレートで下して全米オープン初勝利をあげた。
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